微粉まみれのコーヒーミル”みるっこ”を分解して掃除する
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汚れているかもしれない、と気づいた瞬間
コーヒーミルをみるっこにしてから4ヶ月弱が経過しました。不具合もなく、毎日ご機嫌にコーヒー豆を挽いてくれます。ただある日、いつものようにコーヒー豆を挽こうとしたとき、みるっこの排出口の内側に指をやると、ボロボロっとコーヒー粉が落ちてくることがありました。
静電気で排出口の周りにコーヒー粉が付着しているのは目で見えていたので分かっていましたが、排出口の内側の部分にも粉がビッシリと詰まっていたようです。となると、毎日コーヒーを挽くたびに前日の残りカスも一緒に落ちてきていたことになります。まあ、それが決定的に味に差をつけるかというとそうでも無いと思っていますが(もちろん、ミルを掃除した最初の1杯のほうが美味しいと思いますが)、さすがに想定以上にコーヒー粉が落ちてきたので、コーヒーミル内部の有様が心配になり、一度ここらで分解して掃除することにしました。
みるっこを分解して掃除する
分解して中身を覗く前に、まずは外側から掃除します。4ヶ月弱、掃除していないみるっこがこちら。
ろくに手入れせず、4ヶ月弱コーヒー豆を挽きっぱなしだと、みるっこはこんな感じになります。どう思うかは人次第。
見てわかるように、排出口の周りとダイヤルの下、土台がコーヒー粉まみれになっています。粉の飛散っぷりがすごいので、キッチンのみるっこの定位置周辺もコーヒー粉まみれです。
普通に挽いているだけですが、この飛散力。ただ、冬で静電気が発生しやすいせいもあるかと思います。
そして事の発端である、排出口の内部を見てみます。みるっこを横にして排出口を覗くと、案の定こちらもコーヒー粉がびっちりでした。
排出口の内部までコーヒー粉まみれ。なんか”ヒゲオヤジ”って感じのビジュアルです。
とりあえず、ブラシを使って目に見える部分のコーヒー粉を取り除きます。ガシガシやるとコーヒー粉が飛び散るので、優しく丁寧に。
排出口とダイヤルの周りを掃除して落ちてきた粉。意外と少なく見えるのは、ブラシにくっついているせい。
次は本題のみるっこ内部の掃除です。ダイヤル両脇のネジを外してダイヤルを外し、内刃を見てみると・・・。
あれ、意外とキレイです。中央のくぼみの部分に大きめの欠片が見えますが、刃にはそれほど目立った付着がありません。
内刃同様、外刃もやっぱりそれほど汚れていません。
排出口の周りの様子から中身はもっと飛散な状態かと思っていましたが、だいぶ拍子抜けです。こちらもブラシで優しく粉を取り除いていきます。が、見た目とは裏腹に、中々のこびりつき具合で、軽くなぞっただけではあまりキレイになりません。
また、中央のグリスが塗ってある部分に触れないように作業しないといけません。これが意外と厄介。少し考えて、どのみち念入りに掃除しても毎日使ってすぐ汚れるので、深追いはせずに落ちるところだけ落とすことにしました。
ざっくりと掃除した後。グリスに触れないように〜とか言いつつ、最後にブラシでグリスのところを少しこすってしまいました。
あとは外刃も同じ様に掃除して、もとに戻してネジを締めたら作業完了です。
今日の収穫。思ったより少ない。ピンぼけててすみません。
感想・考察
以上、はじめてのみるっこのお掃除レポートでした。購入した当日に1度分解していたので、特に悩むことはありませんでした。また、排出口周りの汚れ具合と内部の汚れ具合に因果関係は無いようです。
今回中身を開けて掃除してみたところだと、基本的には排出口の周りと内部を毎日使う前後に軽く掃除してあげるだけで手入れは問題ないかと思います。ただ気になるのが、内部の窪みに溜まった大きなコーヒー豆の欠片です。普段利用している感覚では、そこに溜まっている欠片が頻繁に落ちてきている印象は受けませんが、溜まっているということはどこかのタイミングで落ちてくるはずなので、これらを取り除くために頃合いを見て分解清掃が必要になるでしょう。
もしくは、分解せずともみるっこを傾けてあげれば、排出口から自然とでてくるのかもしれません。少し経ったら試してみたいと思います。おそらく、ダイヤルを一番大きい数字にすれば刃同士の空間が大きくなるので、中に溜まったコーヒー豆の欠片も取り出しやすくなるでしょう。
日々の手入れが以前利用していたナイスカットミルと比較して面倒ですが、美味しいコーヒーを飲むためには仕方ないのかもしれませんね。