ずっと水垢まみれだったコーヒーポットを手入れして、あの頃には戻れないのを悟る
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コーヒポット、洗ってますか?
突然ですが、皆さんはコーヒーポットを利用後、毎回洗っているでしょうか。私は全然洗っていません。コーヒードリップするとき、コーヒーポットは直火にかけず、やかんで沸騰させたお湯をコーヒーポットに移して利用しているのですが、熱湯を注ぐ以外しないので細菌等の心配はなさそうですし、使用後は残ったお湯を捨てて水切りかごに逆さに置いておくだけにしています。熱湯を注いだ時点で洗浄も完了している、という認識です。
まあ実際それで衛生面にもなんら問題が出ていないので良いのですが、その運用だと少しずつ水垢がコーヒーポットの表面に溜まっていって、なんとも汚らしい具合になってしまいます。実際、もう1年以上洗っていないコーヒーポットは水垢まみれで、表面に白いカビが生えたような状態で、日々”まあ、洗ってないしこんなもんだろう”と思っていたのですが、ふと、改めてじっくり眺めると相当汚れてるな・・・と感じたので、洗ってキレイにしてあげることにしました。年末にやれって話ですね。
セスキ炭酸ソーダで汚れを落としにかかる
まず、現状の水垢まみれのコーヒーポットがこちら。コーヒーポットはユキワのM-5です。肉厚ステンレスで頑丈な、喫茶店などでも利用されるコーヒーポットの定番です。
ご覧の通り、表面が汚れでくすんでいます。
コーヒーポット全体的に汚いのですが、特に注ぎ口の部分に水垢の後が多く残っています。使用後にコーヒーポットを逆さにして水を切るので、そのせいで注ぎ口部分に水垢が多く溜まってしまうのでしょうか。
水垢で白くなった注ぎ口。
ボディは満遍なく白いくて汚い。
食器用洗剤をつけたスポンジでゴシゴシ洗う、でも良いのですが、それだと注ぎ口の中まで洗うのが難しいので、コーヒーポットを洗うときはいつも浸けおきをしてから洗います。いつも、といっても年に1回あれば多いくらいなのですが。
浸けおきには”セスキ炭酸ソーダ”を利用します。水に溶かしてスプレーしたり、浸けおきしたりで汚れがよく落ちるスグレモノ。ただ滅多に使わないので、数年前にSEIYUで買って未だ全然使いきれてないのですが。
SEIYUのプライベートブランドのやつです。今売ってるのかな。
あとはでっかいボウルを用意して、コーヒーポットを入れて、セスキ炭酸ソーダをたっぷり入れたらコーヒーポット全体が浸かるまで水を注ぎます。750mlサイズコーヒーポットを浸けおきするには結構な大きさのボウルが必要なので、コーヒーポットのサイズにもよりますが普通の家庭だとちょっと実践が難しいかもしれません。
セスキ炭酸ソーダ水にコーヒーポット全体を浸します。
あとは放置します。外出する用事があったので、帰宅するまでの間このまま浸けおくことにします。で、5時間後。漬けておいたコーヒーポットをよく水で洗ってセスキ炭酸ソーダのアルカリ性のヌルヌルを落とし、更に食器用洗剤を付けたスポンジで洗って完了です。
洗い終えたコーヒーポット。洗う前よりだいぶマシになりました。
ただ、積年の汚れが溜まりに溜まっているのか、全体的に水垢の後のような模様が残ってしまいました。これまでこまめに手入れをしてこなかった結果でしょうか。特に注ぎ口の部分は結構ガシガシこすったのですが、全く汚れが落ちず。
少しはマシになりましたが、まだまだ汚れが目立ちます。
削るように手入れすればキレイにできそうな気がしますが、そこまでピカピカに磨き上げたいわけでもないので今回はここまで。手入れ前と比べたら全然キレイになったので良しとします。
感想・考察
結構汚れてるけど、気が向いた時にちょちょっと手入れすればピカピカになるでしょ、なんて思っていましたが、積年の汚れはおもったよりも頑固で無情でした。まあ、コーヒーポットについては自分が家で使うだけなので完璧に汚れが落ちなくても気にならないのですが、これがもし、いつもピカピカの状態で使いたいモノだったりしたらだと考えると、普段からのこまめな手入れはちゃんとやっておくべきだと感じました。
もし、コーヒーポットを綺麗なままで長く使いたい方がいれば、こまめに手入れすることをオススメします。使う度じゃなくても、週イチくらいで普通の食器用洗剤で洗うだけで十分だと思うので。ちなみに私は綺麗なままじゃなくて良いので、これに懲りず、手入れはまた来年って感じです。
カルキ汚れにはクエン酸など酸性の水溶液につけておけば落ちます。アルカリ性では落ちません。