ウインナーを浮かべて甘くないウインナーコーヒーを作る
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ウインナー+コーヒー
ニュースサイトを眺めていたら、ウインナーコーヒーの食品サンプルを作ったという記事がありました。なんでそんな話が今更取り上げられるのか不思議だったので記事を見てみると、そこには確かにウインナーコーヒーの食品サンプルの画像がありました。
ただ、ウインナーコーヒーというとホイップクリームがたんまり乗っかったコーヒーの事を普通想像しますが、その記事に掲載されていた画像はウインナーが入ったコーヒー。散々、コーヒーと合わなさそうな食材の組み合わせを試してきた私でも流石にウインナーとコーヒーはないかな・・・と一瞬思ったのですが、ふとステーキコーヒー味のポテチを食べたときのことを思い出し、一概にナシとは言えない気がしてきました。
もしかすると、ひょっとすると、ウインナーとコーヒーは相性が良いかもしれない。そんな希望的観測を胸に、気がつけばスーパーでウインナーを購入していました。
ウインナーコーヒーを作る
購入したウインナーはもちろん、王道のシャウエッセン。ウインナーは滅多に食べないのですが、シャウエッセンとそれ以外のウインナーの味の違いは十分に認知しています。滅多にウインナーを食べないゆえに、たまに食べるなら美味しいものを食べたい。
みんな大好きシャウエッセン。
ウインナーに合わせるコーヒー豆は、深煎りのコーヒー豆をチョイスします。浅煎りだとウインナーの肉っぷりに負けそうなので。ということで、深煎りの"メキシコ マヤビニック オルガニコ"を使用します。
肉に負けないよう、コーヒー豆は深煎りで。
あとはコーヒーをドリップしてウインナーを浮かべるだけ・・・ですが、ウインナーが冷えたままだと美味しさのポテンシャルが発揮できないので、ボイルしてからコーヒーに合わせることにします。沸騰したお湯で3分間茹でるのが良いようです。
ウインナーを茹でている傍ら、13gのコーヒー豆を中挽きで挽いて、V60ドリッパーで130mlコーヒーをドリップします。コーヒーをカップに注いで、ちょうど茹であがったウインナーをコーヒーに浮かべれば、みんな大好きウインナーコーヒーの完成です。
脂ぎっとり、ウインナーコーヒーの完成です。
ビジュアルがちょっと悪いですが、あまり難しいことは考えずに、まずコーヒーを一口。うん、まだ普通のコーヒー。そしてフォークでウインナーを刺して、ガボリと一口。うん、意外とコーヒーは無視されてて、普通にシャウエッセンの味。やっぱり美味しい。
そしてシャウエッセンをコーヒーに浸して、コーヒーをまたズズッと一口。ちょっと脂ぎっていて風味がおかしい感じですが、全然コーヒーの味です。
更にウインナーを頬張って、コーヒーを含んで口の中で合わせてみると・・・。これが意外と悪くない。コーヒーの苦味とウインナーの塩味が意外と良い塩梅です。ウインナーコーヒー、あながち馬鹿にできないかもしれません。
感想・考察
正直結構悪ノリのつもりでウインナーコーヒーを試してみましたが、うまい具合にコーヒーとウインナーが味を補完しあったのか、それほど悪くないという印象でした。まあ、この味を求めてわざわざコーヒーにウインナーを浮かべるということは今後ないでしょうが・・・。
以前ステーキとコーヒーを食べ合わせたときはイマイチ五味の補完による相乗効果を感じることができませんでしたが、今回のウインナーコーヒーでは食べ合わせによる五味の保管によって美味しく感じる、ということの片鱗を感じたような気がします。特に、以前のステーキに足りなかったのは塩味だったのではないかと思いました。
強いて言うなら、ウインナーは燻製臭さがどうしてもあるので、もっと香りが抑えめ、かつ塩味が十分に感じられる肉類とコーヒーを組み合わせたほうが良いと感じました。肉の香りが少ないほうが、コーヒーの香りをなるべく感じつつ味を一層引き立てることができるかもしれません。