美味しいルワンダのコーヒーと臭いポテトフレーバーの話

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ルワンダのコーヒーが好き

ここ半年くらい、ルワンダのコーヒーを好んで飲んでいます。しょっちゅう飲んでいるわけでは無く隔週くらいですが、基本的にお店のラインナップ全てを1回ずつ購入してからでないとまた同じものは買わないので、自分の中ではなかなか異例の存在です。よく行くお店では、ルワンダのスペシャルティコーヒー豆が2種類あるのも嬉しいところ。

ルワンダとかサラッと言っていますが、どこにある国かはよく知りません。コーヒーを飲んでいると、同じ国でも農園とか地域とか品種とか精製方法で味も違うので、正直どこの国だから〜っていう観点が無くなるんですよね。ただ、好き好き言っておいて場所も知らないのは少し失礼な気がしたので、ちょっと調べてみました。

ルワンダについて少し

ルワンダはとても小さい国で、国土面積は日本の7%くらいの国のようです。ルワンダが位置するのはアフリカ大陸中央ちょい下付近で、南はブルンジとタンザニア、東にはケニア、北にはウガンダ、西にはコンゴがあります。なるほど、ルワンダはTHE・コーヒー生産国という面々に囲まれているわけですね。

過去に政治的に不安定な時期もあったようですが、現在は良くなっているそうです。人口の多くが農業を営んでいて、コーヒーは主要輸出品目になっているとのこと。自分が飲むのはスペシャルティコーヒーなので、100gで1000円弱くらいしますが、生産者の手にはどれくらい入るんでしょうか。これからも美味しいコーヒーを生産したいと思える額だと良いですが。

その他、4言語が行き交う多言語国家だったり、3つの民族がいたりと、日本より小さい国ですが多種多様な文化圏のようです。ちょっとググれば情報はわんさか出てきますが、ただコーヒーを買って飲む人間としては、どこにある国かということと、どんな風景の国なのかというのを写真で見れたので、それだけでとりあえず満足しました。

飲み手から見た、ルワンダのコーヒーの問題点

そして本題で、ルワンダのコーヒーはフルーティーながらもコクのあるタイプでとても好みなのですが、ハズレを引くことも多々あります。嫌なニオイを放つ欠点豆が含まれている可能性があるんです。いわゆる”ポテトフレーバー”というやつで、そのニオイを発する欠点豆が含まれる場合、パッケージを開けてすぐわかります。個人的にはポテトというより”えんどう豆臭”といったほうが適切だと思っていますが。他のコーヒー豆でポテトフレーバーに当たったことがないので、ルワンダなど一部地域特有のものかと思います。

厄介なことに、プロでも焙煎するまでポテトフレーバーの判別がつけられないそうなのです。ただ、ネットで調べてみるとポテトフレーバーに当たる確率は低いそうなのでまあ安心・・・といきたいところなのですが、経験上、これが結構当たります。コーヒー豆を買うときは100g単位で購入しているのですが、体感的にルワンダのコーヒー豆を購入すると30%くらいの確率でパッケージを開封したときにポテトフレーバーが鼻孔をくすぐります。これは買う店が悪いんでしょうか。とりあえず、ポテトフレーバーを放つコーヒー豆でコーヒーをドリップしてしまうとその1杯が全て台無しになってしまうので、ニオイを感じ取ったらすぐに元凶を探して取り除かなければなりません。

これが結構面倒で、コーヒー豆をひとすくい、手のひらの上で広げればニオイはよく分かりますが、一粒一粒だと分かりにくいし(冷凍しているせいもあるかもですが)で、ポテトフレーバーに当たる度にもうルワンダのコーヒーはしばらく飲まなくていいかな・・・と思ってしまうのですが、味はやっぱり好みなのでやっぱりついつい手が伸びてしまいます。最近ではなんかもう、自分の中で一種の運試しみたいになっています。

言いたいことは以上です

と、朝の1杯目にうっかりポテトフレーバーまじりのコーヒー豆を挽いてしまって、仕方なく飲み干したので、それを伝えたくて書きました。経験則的に、ポテトフレーバーに当たる可能性が低いとは思いません。焙煎する人によるのかもしれないですが・・・。自分の通っている店が適当な仕事をしているとは思いたくないですからね。ルワンダのコーヒーを飲むときはゆめゆめご注意を。まあ、一度くらいポテトフレーバーに当たってみるほうが経験になるので、当たってもそれはそれでアリかと思います。かなり不味いです。

そして、欠点豆のないルワンダコーヒーはとても良いものです。飲んだことがない人はぜひ良いお店を見つけて、品質の良いルワンダのコーヒー豆を購入してみて下さい。

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