カリタのステンレスコーヒーポット レビュー
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最近、カリタのコーヒーポットを買いました。使い心地などレビューしていきます。写真多め。
はじめに
そろそろユキワのコーヒーポットも手に馴染んできて、なんとなーく違うコーヒーポットを試したくなってきたので、ネットでの買い物ついでに以前から気になっていた、カリタのステンレス製コーヒーポットを衝動買いしました。これを選んだ理由としては、カリタが販売しているペリカンコーヒーポット、これのステンレス版が無いかとネットで探していたところ、これを見つけ、画像を見た感じそれっぽい感じがしたからです。
初めて扱うものの感覚は貴重なので、記録がてらレビューをしつつ書いていきたいと思います。
外観
まずは外観を見ていきましょう。
左がいつも使用しているユキワのコーヒーポット、右が今回新たに購入したカリタのステンレス製ポット。容量は1.6L。ユキワのほうの容量は750ccなので倍以上のお湯が入ります。並べてみると、形は結構似ていますね。
また、新しいからか、ユキワのコーヒーポットと比較するとかなり鏡面仕上げに感じます。写真を撮るときに映り込みを気にしなくてはいけないので、個人的にはマイナスポイントです。
斜めからも。ちょっとボケてた。こうみると、注ぎ口の根っこ?付近の膨らみ具合が違いますね。ユキワのほうが膨らんでいるように見えます。
お尻からも。ユキワの方は取っ手が丸く、ボディ全体に渡って付いています。カリタの方は取っ手にやや幅があり。例えるならば平麺のようになっていて、内側の真ん中に溝が入っています。
注ぎ口。ユキワの方を撮影するの忘れてました。
中はこんな感じ。ユキワのポットは蓋が取れませんが、カリタのほうは取り外せます。さすがに内側はそんなに鏡面になっていませんね。と、油断していたら取っ手に余計なものが写っていたのでフォトショで修正しましたが。
水を入れて、お湯を注ぐデモンストレーションもしてみます。細めに注ごうとすると。こんな感じです。右利きのところ、左手でポットを持っているため参考程度に。
がっつり注ごうと思うと、このくらい。こんな勢いで注いだら120ccなんてすぐですね。 一気に10人前くらいコーヒーを入れるならこのくらいかな?実際に使う勢いではありませんね。
一通り写真を撮影したので、新しいカリタのステンレスポットを使用していつも通りにコーヒーを入れてみました。といってもコーヒーを入れている最中に写真は撮影できませんので、2杯入れてみて、保温から洗うところまで、良いと感じた点と悪いと感じた点について挙げたいと思います。
総評
カリタの1.6Lステンレスコーヒーポットを初めて使用した感想は以下の通りです。
良い点
- 持ち手の内側の溝が良い
- ポットの口が大きいので手が全部入り、洗いやすい
- 蓋を取って逆さにすると平に置ける
悪い点
- 重い
- 湯量の調整が難しい
- お湯が注ぎ口の真下に落ちない
- お湯を細く注ごうとするとお湯が左右にぶれる
- 蓋の取っ手が熱くなる
ざっと挙げてみたら、悪い点の方が多くなってしまいました。後味が悪くならないよう、悪い点から詳細について書いていきます。
まず、重い。これはまあ仕方ないのですが、このカリタのステンレスポットは最小でこのサイズからしかなかったので、仕方なくのこの1.6Lのものを買ったのですがやっぱり1杯入れるには大きいし重いです。でも、トレーニングと思えば悪くないかも?
次に、湯量の調節が難しいところ。これも体が大きい分仕方ないのかもしれませんが、今まで使用していたユキワのコーヒーポットと比較すると、同じぐらい傾けてもなかなかお湯が出てこなかったり、出過ぎたり。というより慣れの問題もあるので、これは今だけかもしれません。
次に、お湯が注ぎ口の真下に落ちない点。これはちょっと良くないかも。つまり、コーヒー粉の面に対してお湯が直角に落ちてくれず、予定落下地点よりもちょっと先(右手にコーヒーポットを持っているとすると左側)にお湯が注がれてしまいます。まあ、それを考慮してやれば良いのですが、なんというか、感覚的に受け付けない。これも慣れれば改善・・・すれば良いのですが。
さらに、お湯を細く注ごうとするとお湯が右に行ったり左に行ったりします。説明が難しいのですが、注ぎ口の底面よりも細くお湯を出そうとすると、底面の真ん中を通ってくれず、ちょっと右に寄ったり左に寄ったりするので、コントロールが難しい。これについては、コーヒーポットを持っている手の動きのブレをなくすことで対応可能かもしれませんが、コーヒーポットも重いので中々難しい。
そして最後に、蓋が取れるのは良いのですが、蓋の取っ手が熱くなって蓋を取れなくなります。ユキワのポットはコーヒーを入れた直後でも蓋の取っ手は熱くならなかったのでわかりませんでしたが、ここも熱くなるんですね。致命的ではありませんが、ちょっと微妙かも。
一通り文句を書き終わったので、次は良い点を書いていきます。まず。持ち手の内側ん真ん中に溝が入っているのですが、ここに指を何本か入れることで、コーヒーポットを持つときにちょっと安定します。
次に、体が大きい分、ポットの口が大きいので手を全部入れることができ、洗い物の時に奥まで洗いやすいです。ユキワのコーヒーポットは手が入らなかったので洗いにくかったのですが、カリタのコーヒーポットは洗いやすかったです。
最後に、洗い物の後に気づいたのですが、ポットにお湯を入れる口よりも高い位置に持ち手も注ぎ口もないので、逆さにしても平に置けるという点です。これでしっかり水切りできるってわけです。
・・・あれ?良い点も悪い点も全部あげましたが、良い点に「コーヒーを入れるという観点での良い点」がほとんど無い。いや、食事で一番面倒なことは洗い物というのは全世界共通だと思うのでそれの面倒がなるべく無いのは良いのですが、それだけならこのコーヒーポットを使わなくても良いんですよね・・・。
結果的に、悪い点ばかりになってしまいましたが、抽出器具について過去に書いた記事ユキワのコーヒーポットについても悪いことしか書いてなかったので、そのうち手に馴染んでくれば問題なくなるかもしれません。
さいごに
最初に書いたように、ペリカンコーヒーポット、もっというとランブルポットのステンレス版を探して今回このコーヒーポットを買いましたが、ちょっとそれとは違ったようです。今、ランブルポットの画像を見なおしてみたら、もっと注ぎ口が尖っていました。もっと確認するべきだった・・・。
注ぎ口を改造するという手もありますが、もうちょっと今回購入したカリタのステンレスポットを試してみて、手に馴染むようであればその日の気分に合わせて使い分けたりできれば良いなーと思います。
今回使用したもの
(あれ?同じもののはずだけど、鏡面仕上げじゃ無い?)