一人分専用の純金メッシュコーヒードリッパー、cores(コレス)C211BKレビュー

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求ム、小さいドリッパー

普段コーヒーのハンドドリップにはハリオのV60の一番小さい01サイズのものを利用するのですが、たまに気分を変えて違うドリッパーを使うときがあります。少し前に利用しないドリッパーを整理したので手元にあるドリッパーはそれほど多種多様ではないのですが、ネル、金属フィルター、台形ドリッパーは一つずつ保持していて、時折それらを取っ替えひっかえ利用します。

そのうちの一つにcores(コレス)のC245という純金メッキのドリッパー(ちなみに終売してるみたいです)があり、コーヒーオイルを含んだコーヒーをドリップしたいときはこれを利用しているのですが、如何せん一人分のコーヒーをドリップするには大きく、もう少し小さいものが欲しいなあと利用する度に感じていました。

そこで、もっと小さい金属フィルターのドリッパーに装備を更新しようと思って雑貨屋をあちこち覗いてみたところ、coresのゴールドフィルターで一人用の小さなドリッパーが販売されているのを見つけました。サンプルを手に取って眺めましたが、丈夫な作りで大きさも理想的、まさに欲しかった製品です。

ただお値段がそこそこしたので、通販ならもっと安いかなと思いその場では買わず、家に帰ってから購入しました。まあ、値段は変わらなかったのですが・・・。

coresの一人用ドリッパーを試す

購入したのはcoresのC211BKという製品。coresではお馴染みの純金メッキが施された金属フィルターのドリッパーです。コーヒードリッパーの多くは1〜2人用とか、一つの規格である程度の人数分のコーヒーをドリップできるサイズですが、C211BKは一人分のドリップ専用になっています。

【公式】cores コレス コーヒードリッパー C211BK 3ヶ月延長保証 丸山珈琲 共同開発 ゴールドフィルター ブラック 1杯用 ペーパーフィルター不要 風味 香り オリジナル

c211bkのパッケージ

オシャンティー(死語)なパッケージです。

中身はドリッパー本体とホルダー、そして説明書。純金メッキのフィルターは、メッシュが歪みなく並んでいて美しいです。

c211bkの内容物

そこそこ良いお値段したこともあり、見た目はなかなか良い感じ。

蛇腹に折りたたまれた説明書を開いて読むと、オススメのコーヒー豆の量は11gとのこと。サイズが小さいゆえ、コーヒー豆の使用量が多すぎるとお湯を注いだ時に膨らんで溢れてしまうかもしれないので、本来であればコーヒー豆を13gいきたいところですが、説明書に従って11gで様子を見てみます。

c211bkの説明書

焙煎度による体積の違いもちゃんと書いてくれるとは親切。

ゴールドフィルターを一度洗ってから、少しずつ余っていた2種類の深煎りのコーヒー豆をブレンドして11g中挽きで挽いてフィルターにセットします。

コーヒー粉を詰めたc211bk

うん、いい収まり具合。本当に1人用です。

あとは普通にコーヒーをハンドドリップします。蒸らしのためにお湯を注ぐと、膨らんでも溢れることはなく、全然大丈夫そう。13g入れても良かったかもしれません。万遍なくお湯を注いで30秒ほど蒸らしたら、ゆっくりじっくりとお湯を注いでいきます。

お湯は詰まること無くスルスル抜けていくため、ストレス無くドリップが進みます。ただ、焙煎度が浅いとお湯の抜けが悪くなるので、焙煎度によっては分かりません。深煎りなら大丈夫でしょう。ドリッパー本体が円柱状になっているので、低い位置から中心にお湯を注ぐときでもコーヒーポットの注ぎ口がドリッパーに干渉せずに注ぐことができるのがGoodです。

c211bkでドリップした直後

あっというまにドリップ完了です。アクもたっぷり残りました。

金属フィルターなのでドリップしたコーヒーに多少の微粉が含まれますが、このあたりの具合は以前から所持していたcoresのC245ゴールドドリッパーと変わらない印象です。

c211bkでドリップした後のサーバー

ピンボケてますが、サーバーの底に残る茶色いのが微粉です。

ドリップしたコーヒーはいつもよりコーヒー豆の量が少なかったので少し薄めでしたが、ペーパーフィルターとはまた違った顔の美味しいコーヒーをドリップすることができました。抽出後のカスはゴミ箱の上で少し振り落として、軽く水洗いすればキレイに落ちました。

感想・考察

coresの一人用ゴールドフィルターC211BK、思った以上の使い心地でした。用途を一人用に絞ったことで必要以上に大きくない、コンパクトなサイズ感になっているのも良いですが、一番良いのはお湯を注ぐ時にストレスになる用途が無い点です。

少なくとも深煎りのコーヒー豆ならお湯は詰まること無く抜けるのはもちろんですが、なんといっても形が円柱状になっているので、ドリッパーの中心にお湯を注ぐときにコーヒポットの注ぎ口が干渉しません。一般的なハリオやカリタと言ったドリッパーの場合、ドリッパーが円錐や台形状ゆえ中心にお湯を注ぐときに低い位置だとコーヒーポットの注ぎ口がドリッパー本体と干渉します。そのため、中心にお湯を注ぐためにはある程度高い位置からお湯を落とす必要がありますが、C211BKはそういった気を使う必要がありません。

(形状の問題なので少し話がずれますが)大は小を兼ねると言いますが、突き詰めるとやはり様々な用途を兼ねるものではなく、それ専用のものの方が勝るということが体感できました。ハリオのV60ドリッパーも今の一番小さいサイズから更にワンサイズ小さいやつ作ってくれないですかね〜。

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