コーヒーポットの注ぎ口を曲げて細く改造する・・・練習

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映画批評と改造欲求

お正月に暇だったので、Amazonプライムで「A Film About Coffee」というショート映画を見ました。映画自体は数年前に放映されたもので、結構前にどこぞのコーヒー屋さんでも上映会の宣伝していたのを覚えています。内容は題名の通りというか、産地の映像だったりバリスタの語りだったりが収められた映画だったのですが、意外と日本を取り上げている部分が多く、特に目を引いたのが大坊珈琲のコーヒーをドリップするシーン。

大坊珈琲については名前くらいしか知りませんが、コーヒーカップを選ぶところから淹れ終わりまでの所作は、見ていてワクワクさせてくれるものでした。一連の中で気になったのが、お湯をネルに注ぐシーンです。コーヒーポットは自分が使用しているものと同じユキワのコーヒーポットのようなのですが、注ぎ口が鋭く、細いお湯がツーッっと流れ落ちるんです。

コーヒーポットの先を改造して尖らせるのをは知っていて、いずれはやってみたいと思っていましたが、この映画を見てその欲求がだいぶ膨れ上がりました。ただ、ユキワのコーヒーポットも安物ではないので、失敗した場合を考えると少し取り掛かりに躊躇してしまいます。

そこで、まずは使わなくなっているコーヒーポットで注ぎ口の改造練習をしてみることにしました。

コーヒーポットの注ぎ口を曲げてみる

練習台として利用するのは、数年前に購入したのは良いものの、全く利用していなかったカリタのステンレスのコーヒーポット(レビュー記事はこちら)。リッターサイズの大物なので、購入したは良いものの、全く利用タイミングがありませんでした。

カリタのステンレスコーヒーポット

キッチンに出しっぱなしだったので、油とホコリでかなり汚い。あえて洗わないスタイル。

このコーヒーポットの注ぎ口を、”やっとこ”で圧を加えて細くできるか試します。やっとこを使用するのは、ペンチだと掴む部分に溝が掘られているので、力を加えたときに注ぎ口がジャギジャギになってしまいそうだからです。

やっとこ

やっとこ。見ての通り、掴む部分に溝がなく平らです。

レザークラフト用に適当に購入した安物のやっとこで、持ち手も小さいのでパワーに少し不安がありますが・・・。今回はまあ練習なので、気楽にいきましょう。注ぎ口をやっとこで挟んで、ぐっと力を加えます。が、めっちゃ硬い!!簡単には曲がりません。いや、相手がステンレスだから当然か・・・・。

ただ、全く曲がらないということもなく、すこーしずつ、変形していきます。少し曲がったと思ったら握力だけではパワーが到底足りなくなってきて、ポジションを変えてみたり、両手でやっとこを持って潰すようにしてみたり試行錯誤して、こんな感じになりました。

カリタのステンレスコーヒーポットの注ぎ口

この汚い注ぎ口が・・・。

注ぎ口を少し曲げたカリタのステンレスコーヒーポット

この具合に。まだまだ細いとは言い難いですが、きっちり曲がっているのはわかると思います。

ただ、角度がついたためか、やっとこが滑ってしまって注ぎ口を上手く掴めず、これ以上曲げることができませんでした。練習なので今回はここまでにしますが、自力でもっと細くするためには、ペンチややっとこではない別の道具で注ぎ口を曲げていく必要がありそうです。

感想・考察

少し調べたところによると、大坊珈琲のコーヒーポットは手改造らしいのですが、店主の方もパワー系には見えなかった(昔はわかりませんが)ので、なにか別の方法で加工しているのでしょうか。ペンチなど握力系がだめなら、ガンガン叩いて潰す感じでやるのも良いかもしれません。

大坊珈琲の改造ポットを再現したポットも販売されているようですが、やたら高いのでちょっと買う気にはなれません。似たようなタイプの注ぎ口が細いコーヒーポットが欲しければ、カリタのペリカンあたりでも良いかなと思います。あくまで手元にユキワのコーヒーポットがあって、そろそろ新鮮な感覚でコーヒーのドリップをしたいなーと感じたら、改造に挑戦してみるのが良いのではないでしょうか。まだ自分もユキワのコーヒーポット自体には手を加えていませんが。

後で今回使用したカリタのコーヒーポットをハンマーでガシガシ叩いてみて、次の動きを決めたいと思います。

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