カフェオレベースを作っていつでもカフェオレを飲めるようにしておく
- コーヒーの抽出
- コーヒーとミルク
牛乳が冷蔵庫に入っている
基本的に料理に使わない限り牛乳が冷蔵庫に入っていることはないのですが、周期的に訪れるフルグラを食べたくなる現象の真っ最中のおかげで、最近我が家の冷蔵庫には牛乳がいつでも入っている状態です。ただ、フルグラにかけるだけだと意外と牛乳の消費が進まず、いつも消費期限前にストレートで飲み干す、という事が多いので、別な消費方法が無いかと考えました。
コーヒーを牛乳で割ってカフェオレで飲むのはどうかと考えたのですが、コーヒーをドリップするならそのまま楽しむのが一番なので、わざわざ牛乳で割るのは悪手。ただ、カフェオレのベースを作っておいて、いつでも牛乳で割ってカフェオレにできるようにしておくという消費方法なら、平日の朝にコーヒーを準備する時間が無くてもすぐコーヒーを飲むことができるので、意外とアリかもしれないと思いました。
コーヒー豆を焙煎する
ということで、忙しい朝に備えてカフェオレベースを作りたいと思います。カフェオレベースは牛乳で割るのでガッツリ濃い目で作りたいのですが、ガッツリ深煎りのコーヒー豆が手元にありません。少し面倒ですが、生豆を焙煎するところから始めます。
手網で焙煎します。
手網にコーヒー豆を60gほど投入して、コンロで適当に焙煎します。コーヒー豆の表面がテカテカになって、モクモクと煙が出るくらい焙煎したら火から下ろしてサーキュレーターにあてて粗熱を取ります。引っ越ししてから初めて焙煎しましたが、換気扇をブン回してもキッチンに煙が充満したので、火災報知器が誤作動しないかと少しヒヤヒヤしました。狭いキッチンでの焙煎はそこだけが心配です。
しっかり焙煎したコーヒー豆。コンロが変わったからか、前のキッチンよりも焙煎しやすかったです。
焙煎したてのコーヒー豆でコーヒーをドリップするのは好きではないので、本当は焙煎したら2〜3日おいておきたいのですが、今回は試験的な面もあるので気にしないようにします。
カフェオレベースを作る
カフェオレベースと宣っても、結局のところは濃いドリップコーヒー。ということで、あとは普通にコーヒーをドリップします。お湯を沸かしつつ、焙煎したコーヒー豆は全て中挽きにします。お湯の準備ができたら、V60ドリッパーで300mlのコーヒーをハンドドリップします。
V60ドリッパーの01サイズでもギリギリ、焙煎した分は全部入りました。
じっくり、5分ほどかけて300mlのコーヒーをドリップし終わったら、涼しい部屋でコーヒーサーバーにサーキュレーターで風を吹き付けて粗熱を取って、温度がある程度下がったら容器を移し替えて冷蔵庫で冷まします。
カフェオレベースの完成です。
サーキュレーターでそのまま冷まします。結構すぐ冷えます。
カフェオレベースを冷蔵庫でちゃんと冷やしたら、あとは好きなときに牛乳で割って飲むだけ。試しに50mlのカフェオレベースを100mlの牛乳で割って飲んでみます。
1:2で割った150mlのカフェオレ。いただきます。
牛乳を足しているときに少し薄いかな?と思いましたが、口に含んでみるとしっかりと苦い。苦味がガッツリきつつ、牛乳のマイルドさも追いかけてきて、後味のバランスがなかなか良い感じです。このままでもイケますが、好みで砂糖などを入れても美味しいく飲めそうです。
ここまでは良いのですが、少し心配なのが、カフェオレベース自体の消費期限です。コーヒーは熱湯で抽出していてかつ冷蔵保存なのである程度は持つと思いますが、保存料など入っているわけでもないので、早めに消費したほうが良いでしょう。自分はとりあえず5日ほど冷蔵庫での保管を試してみようと考えています。異常があったら追記します。
感想・考察
見ての通り、やったことはコーヒー豆を深煎りに焙煎して濃くドリップして冷やしただけですが、これだけで平日の朝にコーヒー(カフェオレ)を飲むまでの時間が短縮されるのであれば、まあ悪くないんじゃないでしょうか。・・・あれ?これで良いならカフェオレベースという枠にこだわらず、普通にコーヒーをドリップして冷蔵庫に入れておいても良いのでは・・・?
スーパーなどでも、割って飲むタイプのカフェオレベースが売っていますが、あれってどういう状態なのでしょうか。今回のように単純に濃い目にドリップしたコーヒーに、保存料や甘味料を加えているだけなのでしょうか。果物の濃縮みたいに水分を飛ばして”ギュッ”とする技術があるのでしょうか。それができたらうんと濃いカフェオレが飲めますね。まるで牛乳で直接カフェオレをドリップしたかのように。
本当は今回、前述した濃縮について、ドリップしたコーヒーを小鍋で煮詰める形で試すか少し迷ったのですが、とりあえず普通にドリップするだけにしました。時間があったら煮詰めるタイプも試してみたいと思います。あと、エスプレッソが抽出できるのであれば、エスプレッソだとより少ない量のベースになって良いんじゃないでしょうか。この場合はカフェオレベースではなく、カフェラテベースになりますが。
さいごに、カフェオレベースという性質上、コーヒー豆の使用量に対して抽出量が少なくなる(濃くドリップする)ので、通常のドリップコーヒーと比べて少しコスパが悪くなる感じがあるというのと、牛乳で割って飲むという前提から、個人的にはスペシャルティコーヒー未満の、安めの深煎りのコーヒー豆の消費方法としてカフェオレベースは向いているかと思います。