ゲイシャの専門店”ゲシャリーコーヒー”でコーヒー豆を買ってきました
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ゲイシャの専門店に行ってきました
はるか昔に高級コーヒー豆でおなじみ”ゲイシャ”を飲んで美味しかった記憶があるのですが、味自体のことはすっかり忘れてしまっていたので、また飲みたいなーと思ってググっていたところ、有楽町に"GESHARY COFFEE(ゲシャリーコーヒー)"なるゲイシャの専門店があることを知りました。
通販もやっているようでしたが、ちょうどその近辺に用事があったので、用事ついでに店舗に立ち寄ってコーヒー豆を買ってくることにしました。店に入ってコーヒー豆を購入したい旨を店員さんに伝えると、農園とロットが列記された価格のリストを手渡されました。ロット別の価格リストとはさすがゲイシャ専門店と思いつつ、通販サイトでは80gで2000円台くらいだったなーと思って価格リストを見てみると、80gが2000円台で買えるのは1、2つくらいで、ほかは4000円、8000円〜と想定より高価でギョッとしました。
貧乏人には早かったか・・・と内心焦りつつ、何食わぬポーカーフェイスで冷静にリストを見ている体を装い、流れるような動作で一番安い80gで2000円でちょっとの豆を指定して購入しました。コーヒー豆は焙煎済みで、支払い時、消費期限がだいたい3週間であること(パッケージ裏に日付が入ってました)について注意がありましたが、なるほど高級豆を扱っているだけあって、現実的に美味しく飲める期間を消費期限に設定しているのは関心しました。
ゲシャリーコーヒーのゲイシャを飲む
一瞬ヒヤッとさせられましたが、無事お目当てのゲイシャを購入できたので、早速飲んでみることにします。今回はゲシャリーコーヒーの自社農園”ハシエンダ コペイ”のものを購入しました。
パッケージと、一緒に渡されたカード。
カードには生産地・精製方法、カッピングコメント等が記載されています。コーヒー豆専門店ではおなじみですね。
パッケージの端っこをハサミでカットして開封すると、ほんのり焙煎香がしました。焙煎してからさほど日数は経過していなさそうで安心です。豆自体の香りは甘い匂い。
パッケージから取り出したコーヒー豆。
13g量り取ったら中挽きにして、130mlのコーヒーをドリップします。V60ドリッパーに挽いたコーヒー豆を入れてそっと蒸らして、30秒待って、ゆっくりお湯を注いでいきます。普段よりもグラム単価が高めなので、ドリップにも少し気合が入るのは生来の貧乏性ゆえでしょうか。
抽出したゲイシャのドリップコーヒー。見た目じゃゲイシャかなんて分かりませんね。
冷めないうちに、いただきます。口に含むと、ジャスミンのような香りがいっぱいに広がり、少し酸味と苦味があって、甘みが感じられます。口に含んでから後味までかなりスッキリとしていて、全くくどくありません。かなりクリアーです。
とても上質なコーヒーだと感じましたが、ただ、ゲイシャってこんなだったっけ?という感じもしました。似たような味のスペシャルティコーヒーは結構あるような・・・、というのが正直な感想です。ただ、そう感じるのは飲み手側の経験値不足もあると思うので、もう少しゲイシャというコーヒー豆について勉強する必要があると感じました。
感想・考察
久しぶりにゲイシャを飲みました。遠い記憶の中の味とはイメージが違いましたが、十分にハイクオリティなコーヒーだと感じました。ゲシャリーコーヒーでの取り扱い品種にに限らず、今後は色々なゲイシャを積極的に試していけたらと思います。
ちなみに、ゲシャリーコーヒーで取り扱っているゲイシャにはボリビア、グアテマラ、エチオピア産などがあるようです。コーヒーというと、一般的には国によって味わいの傾向が大別されたりしますが、それすなわち、国によってコーヒー豆の品種が偏っているという解釈になるのでしょうか。あまりそこらへん考えたことありませんでしたが、そうじゃないと、ゲイシャという品種を別々の国で育てたら味が違う、という事になってしまいます。同じ品種でも味が違うなら、品種という括りに意味なんてなくなってしまいます。
仮に品種が一緒でも産地が違うと味が違うといった事が起こる場合、精製方法とか農園の生産能力の差が要因になってくると思うのですが、突き詰めるとそこがどれだけ洗練されているかが問題で、最終的には生産者の能力次第でコーヒーの味わいは決まるということになるので、コーヒー豆は国で買うよりも農園で買う、というのが正しい選び方なのかなかと思います。ちゃんとしたスペシャルティコーヒーなら前から農園が分かるようになってますけどね。
ただ、農園の名前を覚えるのは国の名前を覚えるより難しいですね。自分はエルインヘルト農園くらいしか出てきません。そして、コーヒー豆の農園を選んで購入するには農園名を出しているコーヒー豆の専門店じゃないといけないので、やはりそこまで開示しているお店でコーヒー豆を購入するようにしたいなあと、ここまで書いていて改めて感じました。情報開示量とクオリティはイコールなのかもしれません。