SNSで人気のダルゴナコーヒーをエスプレッソ入りで作ってみる

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ダルゴナコーヒーなるものが流行っているらしい

ある休日、ふとチャーシューを作りたくなったのでネットで作り方を調べていたら、紆余曲折あり、なにやらSNSで”ダルゴナコーヒー”なるものが流行っているということを知りました。肉のこと調べてただけなんですけどね。”だるくなる予定”のコーヒーかと思いましたが、ダルゴナコーヒー(dalgona coffee)とは、ミルクの上にコーヒー味のクリーム(というか泡というか)を乗っけた飲み物のようで、韓国発祥とのこと。昨今の外出自粛の流れで生まれたそうで、SNSで人気になって広まっていったそうです。

ミルクの上に乗せるクリームの作り方も簡単で、インスタントコーヒー、砂糖、水を1:1:1の分量でクリーム状になるまで混ぜ合わせるだけ。せっかく見つけたし簡単なので試してみようと思ったのですが、インスタントコーヒーが無いので買ってこなければなりません。インスタントコーヒーなんて飲むことが無いのでエスプレッソで代用してやろうかとも考えましたが、調べるとどうやらインスタントコーヒーにクリーム状になる秘訣があるとかで、単純に他のもので代用するだけではクリーム状にならなさそうです。これだと、ダルゴナコーヒーとは言えなさそう。

そこで、インスタントコーヒーは観念して買ってくるとして、せめてもの抵抗として水の部分をエスプレッソに置き換えてダルゴナコーヒーを作ってみたいと思います。インスタントコーヒーが邪魔ですが、エスプレッソで上書きすればより本格的なものができるんじゃないでしょうか。まあ、本来あるべき手軽さは薄れてしまいますが・・・。

エスプレッソでダルゴナコーヒーを作る

早速ダルゴナコーヒーを作っていきましょう。準備するのは前述したとおり、インスタントコーヒーと砂糖とエスプレッソと牛乳。牛乳以外の分量は1:1:1であれば良いので、使用量はそれぞれ大さじ2杯ずつにしました。

ダルゴナコーヒーの材料

我が家の敷居を跨ぐことがなかったインスタントコーヒー。砂糖は家にあるグラニュー糖、エスプレッソは混ぜる直前に抽出します。

もうひとつ肝心なのが、材料を混ぜるミキサーです。ハンドミキサーは持っていないので置型のミキサーで代用します。置型のミキサーで泡立てを行ったことが無いので、これは賭けの要素です。

ティファール クリックアンドテイスト

たまにしか出番のないティファールのミキサーですが、いざというときにあると助かります。

材料を揃えたらエスプレッソを抽出します。コーヒー豆は以前自家焙煎したものを使用してエスプレッソを抽出します。大さじ2杯分=30ml取れれば良いので、50mlほど抽出して大さじで量を調整します。

あとはエスプレッソ、砂糖、インスタントコーヒーをミキサーに入れてスイッチオン。クリーム状になるまで、様子を見つつミキサーを回します。

ミキサーで撹拌中のダルゴナコーヒー

グイーンと、ミキサーで撹拌します。

ただ、5分以上混ぜ続けても水っぽいままで、なかなかクリーム状にはなりません。もともと置型のミキサーでちゃんとクリーム状になるかどうか分かりませんでしたが・・・。更に5分少しほどかき混ぜ続けて、ようやく固くなってきたところで、それ以上は埒が明かなそうだったのでストップ。よく冷やした牛乳をグラスに注いで、混ぜたクリームを上から注いでダルゴナコーヒー完成としました。

ダルゴナコーヒー

エスプレッソinダルゴナコーヒー。クリームを妥協したせいですが、ググった写真と見比べるとやっぱりなんか違うな。

撹拌が緩かったせいで混ざってる部分ありますが、思ったほどでもなく概ね分離しています。まあ、見た目はともかく、味です味。味見をしましょう。

ダルゴナコーヒーを飲む

では早速いただきます。一口飲むと、クッッッソ甘い。砂糖大さじ2杯をすくい取ったときに「(これは砂糖多すぎだろ)」と思いましたが、やっぱり多かった。でも調べたところだと全部大さじ2でダルゴナコーヒーをつくってるレシピが結構あったので、特別分量が多かったということは無いはずです。甘いものは普通に好きですが、これは度を過ぎている甘さです。

甘さも大概ですが、味も美味しくない。やっぱりインスタントコーヒーは美味しくないです。それともなるべく安いの選んで買ったのがいけなかったんでしょうか・・・。インスタントコーヒーの味はエスプレッソでカバーできるものではありませんでした。普通にそれぞれ別の味だとわかりました。

というか、味云々よりも、とてもじゃないですがクリームが甘すぎて飲みこめませんでした。普通にシンクに吐きました。結局、残りのクリームもできるだけ掬い出して、コーヒー牛乳として飲み干しました。いやー、こんなの平気で飲めたら異常ですよ(あくまで個人の感想です)。

考察・感想

周回遅れながら、インスタ映えの世界を垣間見た気がします。見た目だけの写真取るためのもんですね。ダルゴナコーヒーの上のクリームは、ケーキの上に乗ってる砂糖で作られたサンタさんみたいなもんです。上に乗っけるクリームが固まらないとか以前の問題でした。頑張らなくて良かった。

ただ、クリームがなかなか固まらなかったのは課題というか一考の余地があると思いました。通常のレシピから水をエスプレッソに置き換えただけであることと、生クリームを作るとき、冷やしながらかき混ぜたりすることを考えると、エスプレッソが熱々だったのが原因なのかもしれません。冷ましたエスプレッソを使ったらキレイにクリーム状になるかもしれないので、とてつもなく暇だったらもう一回試してみても良いかなと思います。

もしくは、甘さ控えめでかつインスタントコーヒーを使わないダルゴナコーヒーを作ってみるというのも面白いかもしれません。インスタントコーヒーと水と砂糖だけでクリーム状にするというアイデアは目からウロコでしたし、興味深いものでした。味の残念さをどうにかすれば色々できて面白そうなので、ちょっと模索していければと思います。

流行に乗ってみましたが、ダルゴナコーヒーは・・・コーヒー好きの飲み物では無いですね。飲むためのものですらないです(個人の感想)。あとに残ったのは課題とインスタントコーヒーだけ。まー、課題(ネタ)が出来たから良しとしましょう。

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