牛乳で直接カフェオレを作る。ダイレクトカフェオレ

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サーフィンミルク

直接、カフェオレを作ります。直接。

はじめに

何においての直接なのかというと、勿論直接牛乳でコーヒーを抽出して、カフェオレを直接抽出すると言うことです。一般的なカフェオレは、抽出したコーヒーに牛乳を加えると思いますが、それだとコーヒーも薄まってしまいますし、コーヒーをお湯で抽出している分、量も増えます。濃いカフェオレを、無駄なく適量飲みたい!というニッチな層に送る、直接牛乳でコーヒーを抽出する、言うなれば「ダイレクトカフェオレ」 について今回は検証を行っていきます。

条件

今回の検証は以下の条件下で行いました。

  • 使用したコーヒー豆:セレベス トラジャ
  • 焙煎度:フレンチローストぐらい
  • コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):4
  • ドリッパー:ハリオ V60 02ドリッパー(セラミック)
  • フィルター:ハリオ V60用ペーパーフィルター01(ホワイト)
  • 秤:ハリオ ドリップスケール
  • 豆の使用量:20g
  • 牛乳の量:約140cc
  • 牛乳の温度:約94℃
  • 抽出後の量:約100cc

カフェオレの抽出

牛乳

普段のコーヒーの抽出との違いは、水が牛乳に置き換わる、それだけです。ですが、水とは違って蛇口を捻れば出るものでは無いので、ちゃんと計測して使用する量を決めます。120ccのコーヒーを抽出するので、120cc以上、温めて揮発したりする可能性など考慮して140ccの牛乳を使用することにしました。量り取った牛乳は小鍋に移して火を入れます。次に、お湯で抽出器具の保温をして、牛乳が沸くのを待ちます。牛乳が沸いてきてそろそろか、と思ったところで少々計算違い、コーヒー粉を蒸らす分の牛乳の事を考えていない事に気が付きました。沸かした牛乳を見ていると明らかに目減りしていたので、蒸らしは普通のお湯ですることに。

蒸らしを終えたら、牛乳をコーヒーポットに注ぎ入れます。もうこの時点で量が足りないことが明白でしたが、止まるわけにも行かないのでそのまま抽出作業へ。コーヒーポットから牛乳が出てくるのはなんだか見慣れないなあと思いつつ、お湯でするのと同じようにコーヒーを抽出します。ビーカーに茶色の液体が溜まっていって、しかし牛乳が尽きてしまい、結局抽出できたのは100cc程度でした。

牛乳で抽出したカフェオレ

ダイレクトカフェオレ。色合いからはコーヒー感もしっかり感じ取れます。よね?

カフェオレを飲む

抽出したカフェオレは、想定より抽出量が少なくなってしまったことも有りだいぶ濃いものでした。しかし、カップに顔を近づけたときや、口の中でのまろやかさはちゃんとカフェオレ。コーヒーが勝っていますが、牛乳の存在も確かに感じられて、良い感じです。

ただ、こういうのも変ですが、コーヒー色が強くなった分見た目は悪いかもしれません。濃いせいか粘度もありますし。

今回の結果

今回の結果をまとめると、以下のようになります。

  • 牛乳でコーヒーを抽出すると、コーヒー主体の濃いカフェオレを抽出することが出来る
  • 牛乳は揮発性が高い可能性がある

考察など

今回は検証というよりお遊び(勿論美味しくいただきました)だったので特に言うことも無いのですが、カフェオレの可能性を感じたので有意義でした。

どちらかと言うと気になったというかもっと気をつけなければいけなかったなーと思ったのは、牛乳の量が最初と最後で大きく変わってしまったということです。原因は主に2つで、一つは容器から容器へ移動する際のロス、一つは加熱による揮発です。

容器の移動によるロスについては、ビーカー→小鍋→コーヒーポット→ドリッパーの順で容器を移し替えて、その際に容器に残ってしまった分です。水と比較すると牛乳は粘度があるので、目に見えて容器に残ってしまうんですよね。数百ccという少ない量でのやり取りだったことを考えると、もっとその部分について気をつけるべきでした。

牛乳の揮発については、まあ正直良くわからないのですが、少なくとも沸騰すれば水分は飛ぶでしょうし、確実に量が減るのは当然です。しかし、明らかに目減りしたのはこの時だったので、やはり熱することで水にはない、牛乳を構成する成分が飛んでいってしまっているのではないかと考えています。沸騰する様子にしても、水と牛乳では牛乳のほうが泡がよく出てきますし、結構持って行かれてるのかなーと。

つまるところ、もっと多めに牛乳は用意しておこうね!ということです。でもそうなると、120ccのカフェオレを抽出するのに200ccくらいの牛乳が必要になりますね。ちょっとコスパは悪いかも。

さいごに

コーヒー色強いカフェオレが飲みたい方は是非試してみてください。ただ、後片付けは少々面倒になることもお忘れなく。

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