東京のコーヒー豆専門店「やなか珈琲店」のオリジナルブレンドを飲む

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出張があったので、現地でコーヒー豆を買ってきました。見て、飲んで、感想を書いていきます。

東京のコーヒー豆専門店「やなか珈琲店」

遠出をしたら、現地でコーヒー豆の焙煎を行っている専門店でコーヒー豆を購入するのは外せません。今回は、珍しくもないのですが東京への出張があったので、時間を見つけて出張先の近くにあったやなか珈琲店に寄ってみました。

やなか珈琲店は東京都内に32店舗(内ロースト済みのコーヒー豆販売店3店舗)を展開するコーヒー豆の専門店で、注文してから好みの焙煎度でコーヒー豆を焙煎してもらえるタイプのお店です。”やなか”という名前の通り、台東区谷中にもお店があるようで、こちらが本店でしょうか。

私は神田にある店舗を利用したのですが、小さな店内にはコーヒー生豆が数十種類陳列されていて、コーヒー豆のグレードや精製方法、山地の標高などが記載されており、良い意味でどれを購入するか迷ってしまいます。購入できる量は100g単位で、一度に500gまで購入出来るようでした。一度にたくさん購入するほど割引が効くようで、コーヒー豆の消費量が多い人はお得なシステムになっているみたいですね。2種類のコーヒー豆を100gずつ注文し、コーヒーも注文してイートインでチビチビ啜りつつ、コーヒーの焙煎を待ちました。

焙煎されたコーヒーはクラフト紙タイプの袋に入れられており、それがビニール袋に入って私の手元に。そのまま仕事をして、出張から戻って少し経って、今、飲んでみたいと思います。

コーヒーを淹れる条件

今回淹れたコーヒーは、以下の条件のもと抽出しています。

  • 使用したコーヒー豆:やなか珈琲店オリジナルブレンド
  • 焙煎度:フルシティローストぐらい
  • コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):4
  • ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー01(ガラス)
  • コーヒーポット:ユキワ M-5
  • フィルター:ハリオ V60ペーパーフィルター01W(ホワイト)
  • 秤:ハリオ ドリップスケール
  • 豆の使用量:20g(15g)
  • お湯の温度:約88℃
  • 蒸らし時間:20秒
  • 抽出量:130ml

やなか珈琲店オリジナルブレンドを見る

今回は見たことのないスペシャルティコーヒーと、お店の顔であるブレンド「やなか珈琲店オリジナルブレンド」を購入しました。2つのコーヒー豆が入れられた紙袋には、他にお店の利用方法・価格情報やキャンペーンの紙、コーヒーの美味しい入れ方・保存方法を記載した紙が入れられていました。

やなか珈琲店 チラシ

今では、どのコーヒー豆専門店でもこういった紙を入れてくれるのが当たり前ですが、コーヒーを美味しく飲んでほしいという心遣いが垣間見えてやはり嬉しくなるものですね。

やなか珈琲店については、東京都内にしかありませんが、1店舗だけではなく多くの店舗を持っているので、こういった何気ない情報紙でも情報量が多いですね。続いて、パッケージを見てみましょう。

やなか珈琲店 パッケージ

パッケージはクラフト紙タイプ。コーヒー豆の名前、焙煎度、コーヒー豆の簡単な説明と、焙煎日と内容量、購入店舗の情報が入ったシールが貼り付けられています。ここまで細かく情報を載せているコーヒー豆を見たのは初めてで、消費者側の配慮がしっかり行き届いているように感じます。

ちなみに、ローストは10段階で、8はフルシティローストに当たるようです。購入時に焙煎度を選ぶことが出来ますが、オススメ焙煎度で焙煎してもらう事も可能で、今回はオススメで焙煎してもらいました。なお、購入年月日はちょっとボカシてあります。

やなか珈琲店 パッケージ 閉じ口

ちょっと残念なのは、クラフト紙がシールで密封されておらず、口をグルグル巻いて軽く止めてあるだけのタイプだったことでしょうか。購入してすぐに家に帰るのであれば良いのですが、出張中ですぐに密封容器に移し替える事ができなかったので、密封されていたほうが嬉しかったですね。

袋の中身のコーヒー豆も見てみましょう。

やなか珈琲店 オリジナルブレンド

コーヒー豆は深煎りで、コーヒーオイルで表面がテカテカしています。4種類のコーヒー豆がブレンドされているようですが、どれがどのコーヒー豆なのでしょうか。見た目じゃちょっとわからないですね。

見た目やパッケージを楽しんだら、次はコーヒーを味わいましょう。

やなか珈琲店オリジナルブレンドを淹れて飲む

スタンダードに、プアオーバーでコーヒーを淹れていきます。まずはコーヒー豆を20g量り取って、中粗挽きに挽きます。

やなか珈琲店 オリジナルブレンド 粉

ガリガリと粉砕されたコーヒー豆。こう見ると豆のときよりも色が薄く見えます。

沸騰したお湯をサーバーに乗せたドリッパー、カップ、コーヒーポットに注いで、ドリッパーに中粗挽きのコーヒー粉を投入します。コーヒーポットのお湯がちょうど良い温度(88℃)になったらサーバーのお湯を捨てて、蒸らしを始めます。蒸らしに必要な量のお湯を注いで20秒経ったら、ゆっくり細くお湯を注いで130mlのコーヒーを抽出します。

やなか珈琲店 オリジナルブレンド コーヒー

やなか珈琲店オリジナルブレンドで淹れたコーヒー。光の反射でわかりにくいですが、深煎りのコーヒーらしく、色の濃い、黒いコーヒーとなりました。

冷めないうちに一口。味は、苦い。そして甘い。ボディが強く、コクもあります。酸味は感じられず、後味は長く余韻が残ります。昔ながらのコーヒーと言うか、王道のコーヒーと言うか、コーヒーを飲み慣れている人も、いない人も、ほとんどの人が想像するコーヒーといった印象です。

考察・感想

やなか珈琲店オリジナルブレンドを美味しくいただきました。良い意味で万人受けするタイプのコーヒーで、誰にでも受け入れられる味わいのコーヒーでした。

やなか珈琲店では、どのコーヒー豆であっても好みの焙煎度で焙煎してくれるようなので、同じコーヒー豆でも様々な表情を見ることが出来るのは良いですね。焙煎度を指定できること自体は特別珍しいシステムでは無いですが、実店舗で取り扱っているコーヒー豆の種類や品質を考慮すると、なかなか貴重なのではないでしょうか。少なくとも、私の住んでいる地域ではスペシャルティコーヒーの専門店はあっても、焙煎度の指定は出来ないので、スペシャルティコーヒーを好みの焙煎度で焙煎してもらえるのはとても良いと思います。

残念ポイントとしては、コーヒー豆の入ったクラフト紙タイプの袋がシールで密封されていなかったことと、店頭で焙煎を待つ間に飲むコーヒーを注文した時、淹れたてのコーヒーではなく、事前に淹れて保温してあったコーヒーが提供されたことでしょうか。準備をしている様子を見ていないので確実とは言えませんが、提供速度的にほぼ間違いないでしょう。

ちょっとな、と思うポイントもありましたが、総合的に見て良いお店だと思います。東京都内に数多くの店舗があるようなので、東京やその近辺に住んでいてまだやなか珈琲店に足を運んだことが無い方は、ぜひ一度行ってみては如何でしょうか。また、通販もやっているので、遠方で気になる人はやなか珈琲店公式サイトもチェックしてみてください。

さいごに

コーヒー好きとしては、遠方に出向いたら現地でしか買えないコーヒーを探したくなります。まあ東京だと”そこでしか買えない”感が薄いので、できればもっと別のところに行きたいですが・・・。でも、東京はどこに行ってもコーヒー豆の専門店があって良いですね。また東京に行く機会がありそうなので(しかもまた神田付近)、そのときはまた別のコーヒー豆専門店を探してチェックしてみたいと思います。

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