シェイカーでシャカシャカ振って。シェケラートでエスプレッソを冷たく楽しむ
- エスプレッソ
- エスプレッソアレンジ
エスプレッソを冷たく楽しむ
以前、冷たいコーヒーの楽しみ方といった名目で色々試していた時、このサイトを見てくれた方から”シェケラート”という飲み物があることを教えて頂きました。シェケラートを作るためにはシェイカーが必要が必要だったのでそのときは試すことができませんでしたが、少し前にシェイカーを購入したので、今回シェケラート作りに挑戦してみたいと思います。
取り掛かる前に、シェケラートについて少し。ググったところによると、シェケラートはエスプレッソと砂糖を氷を入れたシェイカーに入れて急冷した飲み物で、イタリア版のアイスコーヒーのようなものだそうです。我々日本人は氷で冷やしたコーヒーをアイスコーヒーと呼びますが、アイスコーヒーは飲み方として世界的にはマイナーで日本発祥とも言われていることを考えると、イタリアでアイスコーヒーというとシェケラートを指す、という感じでしょうか。
材料的には、シェケラートはそのまんま砂糖入りの冷たいエスプレッソですが、一体どんなお味なんでしょうか。早速、シェケラートを作ってみたいと思います。
シェケラートを作る
前述の通り、シェケラートの材料はエスプレッソ、砂糖、氷だけです。フレーバーを加えることもあるようですが、今回はこの3つだけ。エスプレッソを抽出するコーヒー豆は自家焙煎の深煎りのものを、砂糖はグラニュー糖を15g(大さじ1)使用します。氷は家庭用冷蔵庫の冷凍室のフツーのサイズのものを、1〜2握り分くらい準備しておきます。材料を混ぜ合わせるためのシェイカーは下記のものを使用しました。
コーヒー豆とグラニュー糖と砂糖。シェイカーは氷を入れた後、エスプレッソの準備ができるまで冷凍庫に入れて冷やしておきます。
次にコーヒー豆を細挽きにして、エスプレッソを抽出します。エスプレッソは、正確な量ではありませんがおおよそ70〜80mlくらい抽出します。好みで構わないと思いますが、氷で薄くなることを考慮して濃い目に出すのが良いでしょう。
エスプレッソが抽出できたら、氷を入れたシェイカーにグラニュー糖を入れて、その上からエスプレッソを注いでフタをします。
キンキンに冷えたシェイカーに材料を入れました。
後はしっかりフタを抑えて振る!振る!ガシガシと振ります。振るたびにシェイカーの中で氷が溶けていくのが分かります。少しだけ残った氷がシェイカーにぶつかってカチャカチャいうのを聞いていると、バーテンダーにでもなったような気分です。
30秒〜1分くらい頑張ってシェケり続けたら手を止めて、フタを開けてグラスに注いでシェケラートの完成です。
シェケラートのお味は?
出来上がったシェケラートがこちら。
見た目良さげなグラスがワイングラスしかなかったので。見た目はコーヒーというより黒ビール感が強いですね。
注ぎ始めから泡ばかり出てくるしドキドキしましたが、グラスに注いで落ち着くときれいな見た目になりました。ちょっと色が薄い感じがしますが・・・。
冷たいうちにシェケラートを一口。今回はグラニュー糖を大さじ1杯、控えめにしたつもりで入れましたが、結構な甘さを感じます。ただ甘いから苦くないという事もなく、苦味はまた苦味として感じられます。氷で薄まっているので程よい苦味で、スイスイ飲むことができます。
泡が意外と頑固というか、潰れないため口になかなか入ってこないので、液体部分を飲み干して、最後に多量の泡がグラスに残りました。
考察・感想
シェケラート作り初体験でしたが、特に失敗なくできたっぽいのでとりあえず安心しました。材料も特別なものがないので比較的手軽に挑戦できる・・・といいたいとことですが、シェイカーとエスプレッソマシンが無いといけないので、内容的には簡単ですが挑戦ハードルは少し高めでしょうか。モカエキスプレスがあれば、エスプレッソマシンの代わりにモカコーヒーを使ってみても可能かもしれません。
今回はグラニュー糖大さじ1杯を使用しましたが、個人的には結構甘かったので砂糖の量はもっと少なくても良いと感じました。甘いのが得意じゃなければ、小さじ1杯くらいでも良いのではないでしょうか。ただ、砂糖なしだと直にエスプレッソに氷を突っ込むのと対して変わらない気がするので、シェケラートとして飲むなら砂糖は入れてなんぼだと思います。
また、シェイカーに入れる氷ですが、多めに入れたつもりだったのですがほとんど溶けて無くなってしまったので、氷の量は多めを心がけたほうが良いかもしれません。しっかり冷えないと美味しさも半減してしまいますしね。氷の分量を考慮して、作る分量に対してシェイカーも大きめのものが良いでしょう。ちなみに今回は350mlのシェイカーを利用しました。
個人的にシェケラートは、ホットコーヒーの代わりに飲むものというよりは、甘いということもあってデザートだったり、おやつに近いものだと感じました。仕事のときに飲むにはイマイチ合わない気がしますが、休日の昼下がりにコーヒーを楽しむ方法としてはアリだと思います。興味が湧いた方は、ぜひ作ってみてください。