手元の器具でオリジナルの会社コーヒースタイルを確立する

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会社でコーヒーを飲むのは意外と難しい

家から持ってきたコーヒー粉を使って会社でコーヒーを飲むために、フレンチプレスを使ってみたり、ハリオのスイッチを試してみたりしましたが、手入れが面倒だったり製品自体がいまいちだったりで、これだ!という方法がいまだに確立できていません。

ただ、色々探してみましたが、最良の器具は簡単に見つかりそうにありません。そこで、少し視点を変えてみることにしました。これまでは製品単体で完結することを前提として器具を探していましたが、手元にあるもの同士を組み合わせて使ってみるのはどうだろうか、という風に。幸い、コーヒー関連器具はそこそこ持ち合わせがあるので、器具同士で組み合わせを作るのは比較的簡単そうです。

ちょちょいと、積み上げられたコーヒー器具からいくつか拾い上げて会社に持っていって試してみると、これが結構快適。私の会社コーヒーの新たなスタンダードができました。ということで今回は、私の新しい会社コーヒースタイルについてご紹介したいと思います。

現在の会社コーヒースタイル

会社でコーヒーを飲むために準備しているのは、チタンのマグカップ、家で挽いたコーヒー豆を入れるための小さなタッパー、ガラス製ハリオV60ドリッパーの02サイズとペーパフィルター、そしてステンレスのミルクピッチャー。チタンマグとタッパーはずっと同じものを使用していて続投、V60ドリッパーはスイッチのものを流用、ミルクピッチャーはエスプレッソマシンを購入したときに併せて購入していたものです。

会社コーヒー器具セット

手軽に会社コーヒーを実現する道具たち。

これらを使用してコーヒーをドリップする手順はいたってシンプル。まずミルクピッチャーにコーヒー粉を入れて、お湯を注ぎます。入れ物が違いますが、ここまではフレンチプレスと同じ要領。ちなみに私は会社のウォーターサーバーから直接お湯を注いでいます。

コーヒー粉が入ったミルクピッチャー

ミルクピッチャーにコーヒー粉を投入して、

コーヒーが入ったミルクピッチャー

お湯を注ぐ。内側に線が刻まれているので、湯量が安定するところも○。

あとはそのまま3分〜4分程度待ったら、ペーパーフィルターをセットしたV60ドリッパーをカップに直接乗せて、ミルクピッチャーからコーヒーを一気にドリッパーに注ぎ入れます。

V60ドリッパーが乗ったチタンカップ

コーヒーを注ぎ入れたところ。あとは待つだけ。

自分の場合はカップの中身のコーヒーとドリッパーが干渉するので、コーヒーが半分くらい落ちたら手で持ち上げて、落ちきる寸前まで見守っています。コーヒーが欲しい分だけ落ちたらドリップ完了。ドリッパーはミルクピッチャーの上に乗せておいて、水が切れたらフィルターとコーヒー粉はまとめてゴミ箱へ。

器具選定にあたってのポイント

使う道具は家にあるもの前提でしたが、選定にあたっていくつかポイントがありました。まずステンレスのミルクピッチャーを採用したのは、持ち運んでも問題ない強度で、かつ1杯分だけ確保できる小ささ、お湯を注いでも熱くない持ち手付き、そしてドリッパーに注ぐときに必要な注ぎ口付き、というまさに”うってつけ”の機能を持ち合わせていたからです。

ドリッパーはV60以外でも問題ないと思いますが、大きい一つ穴で比較的スピーディーにお湯を通しやすく、かつガラス製のV60ドリッパーは持ち手とドリッパーが分離するので微妙に洗い物と持ち運ぶ物が減ること、そしてなにより使用しているのはスイッチの流用物で、有効活用できること。スイッチの土台は、洗い物の後の水はけが悪くて後始末が面倒なので使っていません。

マグカップは以前から使用していたので特に言うことはありませんが、軽くて丈夫でニオイ移りしにくいということでチタンのカップを使用しています。タッパーは特になし。もっとふさわしいものがあれば、タッパー以外のものにしたいとは思っています。

そして何より、どの器具も手入れが簡単なのが良いところです。単純な形で細かいパーツがないので洗い物自体も簡単ですし、夜に洗い物をして水切りかごに入れて朝見たとき、水が器具の細かい隙間に溜まりっぱなしになっていたりするのが嫌なのですが、ドリッパーもミルクピッチャーもそれがありません。チタンのマグカップもハンドルの部分に隙間があるのですが、水は溜まらないのでストレスがありません。

ただ2つほど課題もあります。1つ目は、少しかさばること。ミルクピッチャーの中にマグカップが収まればよかったのですが、微妙にサイズがあいませんでした。持ち運びに困ってはいないので個人的には些細なことですが、気になる人は気になるでしょう。

2つ目は、コーヒーをドリップした後の器具の持ち帰りについて。フタなどがないので、ミルクピッチャーにティッシュを突っ込んでからドリッパーを乗せ、そこにもティッシュを突っ込んだうえで手持ちのバックに立てて入れて持ち運んでいる状態なのが微妙なポイントです。逆さにしなければ問題ないですし、現状バックが汚れたこともないですが、乱暴に扱うとコーヒー粉が飛散するかもしれません。会社で洗うのは面倒なので選択肢にないですし、もうちょっとスマートにできればなあと思っています。

さいごに

私の現在の会社コーヒースタイルについてのご紹介でした。フレンチプレスよりかさばりますが総合的に見て手入れがしやすいですし、ハリオのスイッチを使うよりも安心してコーヒーをドリップできます。同じく会社でコーヒーを飲む方法についてお困りの方がいれば、既製品ベースではなく手元にある道具ベースで快適なドリップ方法を見つけて見てはいかがでしょうか。

しばらくはこのスタイルでいくと思いますが、折を見てさらに手軽に快適な会社コーヒースタイルを確立するために、手法をブラッシュアップしてければと思います。

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