cores(コレス) ゴールドフィルター C245 使用レビュー
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新しいコーヒーのドリッパーを購入したので、レビューしていきたいと思います。今回は購入したのはcores(コレス)のゴールドフィルターです。
はじめに
coresのゴールドフィルターは以前より知っていて気になってはいたのですが、如何せん値段がそこそこするので購入するのを躊躇していました。ただ最近、コーヒーを淹れる際に使用するドリッパーが少々マンネリ化してきたというか、もう少し幅を持たせたいなと思ったので、欲しい時が買い時よろしく、購入に至りました。
今回は、通常使用しているハリオのV60ドリッパーと飲み比べる形でcoresのゴールドフィルターのレビューをしたいと思います。
条件
今回の検証は以下の条件下で行いました。
- 使用したコーヒー豆：メキシコ COE エル・ストリーボ
- 焙煎度：ハイローストぐらい(自家焙煎)
- コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ)：4
- ドリッパー1：ハリオ V60透過ドリッパー01(ガラス)
- ドリッパー2：cores ゴールドフィルター C245
- コーヒーポット：ユキワ M-5
- フィルター：ハリオ V60ペーパーフィルター01W（ホワイト）
- 秤：ハリオ ドリップスケール
- 豆の使用量：18g
- お湯の温度：約87℃
- 蒸らし時間：20秒
- 抽出量：130cc
cores ゴールドフィルターの外観
飲む前に、coresゴールドフィルターの外観を見ていきたいと思います。パッケージ(すぐ捨てたので写真はありません)に入っているのは説明書を除くとゴールドフィルターとホルダーのみ。
見たままですが、左がホルダー、右がゴールドフィルター。ホルダーにゴールドフィルターをはめ込んで使用します。
このような形でゴールドフィルターがホルダーに収まります。ホールド感は問題ありません。
ゴールドフィルターの内側は全てが金メッシュではなく、中央部分はプラスチックになっています。
写真の様に、そしてゴールドフィルターという名前の通りゴールドのきめ細かいメッシュフィルターとなっています。ちなみに金色の部分は純金メッキのようで、中身はステンレスとなっているようです。上部のプラスチック部分にはカゴの取っ手のような、持ち手がついています。
ゴールドフィルターでコーヒーを淹れる
外観を楽しんだら早速コーヒーを淹れていきます。飲み比べを行うので、コーヒー2杯分のお湯を沸かしつつコーヒー豆を挽いていきます。中挽きで挽いたコーヒー豆は、ゴールドフィルターに直に投入します。
飛び散るチャフ。メッシュの網目が細かいので、中挽き程度なら隙間から漏れてくることもなくゴールドフィルター内に収まります。
あとはお湯が沸いたら程よく冷まして、ホルダーにセットしたゴールドフィルターをサーバーに乗せて、お湯を注いでコーヒーを淹れます。この時少々気になったのは、ホルダーが動き易く、サーバー上での安定性に欠けたこと。お湯を注いでいるうちにずれてしまったということはありませんでしたが、ホールド感が無かったので少々気になりました。ゴールドフィルターにお湯を注いだ感じは、底部がプラスチック担っているせいか早くお湯が落ちてくると言ったこともなく、ハリオのV60と同じくらいに感じました。
コーヒーの飲み比べ
coresのゴールドフィルターで入れたコーヒーとハリオのV60ドリッパーで淹れたコーヒー、2杯のコーヒーを淹れ終えたらそれぞれを飲み比べます。まず、あえてのハリオのV60ドリッパーで淹れたコーヒーから。味は浅煎りということもあり酸味が強く、ハッキリとした味わい。飲んだ後には残らずシャープさを感じます。酸味の強いフルーツの感覚です。
次にゴールドフィルターで淹れたコーヒー。こちらも酸味が強く感じられますが、味全体の印象は丸く、まろやかになっていて、香りは豊かでフレンチプレスでコーヒーを淹れたときのような優しい味わい。カップの底には微粉が少々溜まっていました。
考察・感想
まず、ゴールドフィルターを使用してのコーヒーを淹れた感じですが、引っかかりもなく、スムーズにお湯を注ぐことが出来た部分が良いと思いました。実はすでにステンレスフィルターのドリッパーを一つ所持しているのですが、お湯を注いでもなかなか落ちずに留まってしまうのでコーヒーの抽出に余分な時間がかかってしまっていました。ですが、ゴールドフィルターについては詰まること無く、お湯を注いだ分だけスムーズに出ていってくれるので非常にストレスフリーで良かったと思います。
ただ、既に書きましたがホルダーにセットしたゴールドフィルターをサーバーに乗せたときの安定感がイマイチです。原因はホルダーの底面にあり、ツメが外側にあってサーバーに引っかかるタイプではなく、内側が出っ張っているタイプなのでホルダーがよく動いてしまいます。位置がズレやすいのはお湯を注ぐとき微妙にやり辛い、例えばコーヒーポットがホルダーに当たって位置がずれるとそれだけでも感覚がずれてしまいますし、重大ではありませんが、歯に詰まった食べかすのような、微妙な気になり具合です。まあ、よっぽど強く動かしたりしなければ大丈夫かとは思いますので、コレについては気にならない人は気にならないでしょう。
また、ゴールドフィルター全体が金メッシュではなく、底部がプラスチックになっているのも少々気になります。というのも、底部がプラスチックで穴が空いていないということは、注がれたお湯は底に一旦溜まっていき、底に溜まりきらなくなったらサーバーに流れ落ちてくるという事になります。つまり、いうなればハリオなどの透過式ドリッパーのように見えて、少なからずメリタやカリタのような浸漬式ドリッパーの要素を持っているということです。・・・といってもお湯が溜まるというレベルのプラスチックではないので透過式と考えて問題ないとは思いますが、何というかやるなら徹底的に、全体をガッツリ金メッシュにすれば良かったのになあと思います。中途半端でデザイン的には微妙です。
ゴールドフィルターで淹れたコーヒーの味については美味しかったですが、まあ予想通りといったところです。フレンチプレス等のペーパーフィルターを介さないコーヒーにはやはりコーヒーオイルなども濾されずに含まれるおかげか、まったりとしていて、香りが豊かなコーヒーになりました。ただ、微粉がカップに入り込むのも予想通りでしたが、フレンチプレスに比べると混入量は少ないように思います。
飲んだ後の後片付けですが、ペーパーフィルターは無いので直接ゴミ箱にコーヒーのカスを放り込む形になります。ただ、ちょっと振ればほとんどさっとゴールドフィルターから離れてくれるので、煩わしさはありません。目詰まりもなく、洗い物に関しては問題なしです。
総評すると、良いものだと思います。ステンレスフィルターを持っていない方で何を購入しようか迷ってる方がいれば、こちらをとりあえず試して見ては如何でしょうか。ただし、フレンチプレスを持っている場合だと、それほど感動と言うか驚きは無いかもしれません。
さいごに
以上、coresのゴールドフィルターのレビューでした。フレンチプレスに似た味わいになると書きましたが、全く同じということは無いと思うので、せっかくなので今度フレンチプレスとゴールドフィルターで淹れたコーヒーの飲み比べでもしてみたいと思います。ちょっと怖いのが、フレンチプレスと全く一緒の味わいなら、ゴールドフィルターを購入した意味がなくなってしまう事でしょうか・・・。
今回使用したもの
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