ホット水出しコーヒー

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ホット水出しコーヒー

すっかり寒い季節です。夏は冷たいコーヒーでも美味しく飲めますが、冬はやっぱり温かいコーヒーが飲みたいですね。でも、ホットコーヒーは作り置きできないのが難点です。

更新:再度ホット水出しコーヒーにチャレンジしました。

はじめに

コーヒーは抽出したてのものを飲むのがやはりベストかと思いますが、たまにめんどくさくなることもあります。まあ、コーヒーの抽出が面倒と言うよりは、それに伴う洗い物が発生するのが面倒なのですが。夏の間は、一日のうち2杯目のコーヒーは水出しコーヒーを飲んだりしていましたが、冬になると水出しコーヒーを飲むのはちょっと辛くなってきます。しかし、ホットコーヒーの作り置きというのも難しい。

そこで思いついたのが、飲むときだけ温める、ということです。抽出時点では冷たい水出しコーヒーでも、温めれば温かい。洗い物も増えてもせいぜい小鍋くらいと、手軽さも維持できるというわけです。残る問題は味の部分。今回はその点について検証をしていきます。

条件

今回の検証は以下の条件下で行いました。

  • 使用したコーヒー豆:ブラジル
  • 焙煎度:フルシティローストぐらい
  • コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):1
  • 豆の使用量:20g
  • 抽出量:600cc

コーヒ-を抽出する

まずは普通に、水出しコーヒーを浸漬法を用いて抽出します。お茶パックに細く挽いたコーヒー粉を淹れて、水を600cc入れたガラス容器に浮かべます。あとは待つだけ。今回はうっかり、予定より時間を取れなかったので、およそ5時間程度の抽出としました。

水出しコーヒー

5時間経った時点のコーヒー。結構抽出できているように見えます。

これを飲む分だけ小鍋に移して、中火にかけます。沸騰させるまで温めると熱いので、フツフツと沸いたかな?くらいでストップ。カップに移して作業は終了です。

ホット水出しコーヒー

ホット水出しコーヒーを飲む

温めていない水出しコーヒーも少しコップにとって、飲み比べます。

まずは温めた水出しコーヒーから。温度は丁度良い。飲むと、まあ薄い。水出しコーヒーはもともとハンドドリップに比べたら薄いですが、今回はコーヒーの焙煎度もがっつり深入りではなかった事を考慮すると、もっと水に漬けておく時間が必要だったかもしれません。ちょっとがっかりしつつ、温めていない水出しコーヒーを飲みます。するとこちらは、温めたものに比べて味が濃く感じます。もっと細かい部分で言うと、温めたものより風味と苦味を感じます。いやこの場合は、温めるとそれらが感じられなくなる、といったほうが正しいかもしれません。

今回の結果

今回の結果をまとめると、以下のようになります。

  • 水出しコーヒーは冷たいから美味しい、のかもしれない

考察・感想

若干しょうもない検証になってしまいました。まず、やはり単純にコーヒーが薄すぎて、掴める特徴も掴めていないように思います。この場合の特徴は、温めることによるメリットの事です。

水出しコーヒーを飲んだことがある方ならわかると思いますが、水出しコーヒーは水出しコーヒーならではの独特な風味があります。これは、どんなコーヒー豆で水出しコーヒーを作っても感じることが出来る特徴です。今回、水出しコーヒーを温める事で分かったのは、この独特の風味が感じられなくなるという点でした。これは好みによるかもしれませんが、温めることで失われた風味の分、何か特徴が現れないことを考えると、私は欠点に含まれると感じています。

それだけを踏まえると、欠点を見つけた、それで終わりなのですが、コーヒーが薄すぎるという前提があるため、良い部分が見つけられなかった可能性に考えが及んでしまい、いまいち腑に落ちないわけです。

逆に、確実に水出しコーヒーが持つ風味は失われるので、その部分のみにおいては劣るとは言い切れるでしょう。そして、水出しコーヒーはハンドドリップの濃さには及ばない、ということも加味すると、水出しコーヒーを温めて飲む場合は、ハンドドリップよりも薄く、水出しコーヒーよりも風味で劣る、ということになります。つまり・・・、あまり温めるメリットは無いのかもしれません。ズボラさんで、程々のものが飲めれば問題ない人向けのメニューと言えるでしょう。勿論、水出しコーヒーをもっと濃く抽出して温めた場合、この結論も覆るかもしれませんが。

さいごに

この検証については次回多分ありませんが、個人的にはもっと濃く水出しコーヒーを出した場合の結果が気になるので、後ほど再トライしてみたいと思います。

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