かじるバターアイスをコーヒーで溶かしてバターコーヒーを作ってみる

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かじるバターアイスを買ってきた

知っている方も多いと思いますが、赤城乳業から発売された”かじるバターアイス”というアイスがあります。今年の2月頃に発売されたアイスなのですが、名前の通り、まんまバターを食べているようなアイスだとSNSで評判になって、1ヶ月ほどで在庫がなくなってしまったという話題のアイスです。

そのかじるバターアイスが最近再販されたようで、たまたまコンビニに寄ったら見つけたので、何となく買ってみました。買ったときは今夜のデザートに食べるかー程度の気持ちだったのですが、ここでふと”バターコーヒー”が頭をかすめました。

バターコーヒーとは、コーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを混ぜて飲むコーヒーで、空腹を抑制し集中力が増す、的なノリのコーヒーです。出典元の本では完全無欠コーヒーとも呼ばれていました。バターコーヒーを淹れて飲むということで、私も以前試したことがありました。パフォーマンスが上がったかは今思うと微妙です。

で、かじるバターアイスがバターそのままの味わいであるなら、コーヒーに入れて飲んだらバターコーヒーのようなまったりとした味のコーヒーになるのでは?などと余計なことに興味が湧いたので、コーヒーとかじるバターアイスを一緒に食べて相性を試してみることにしました。

かじるバターアイス×コーヒー

コーヒーと一緒に食べる前に、まずはかじるバターアイスを普通に食べます。

かじるバターアイス

パッケージ。本当にバターが入っているようです。

市販のアイスは、乳固形分・乳脂肪分の含有量で少ない順にラクトアイス、アイスミルク、アイスクリームの3段階に区分されますが、このかじるバターアイスはアイスクリームに分類されます。要は美味いだろうってことです。

袋から取り出すと、パッと見て普通のバニラアイス。でっかいホームランバーのような感じです。こういう、棒に刺さった普通のバニラアイスって、マルチパック以外だとあんまり無いですよね。

かじるバターアイス 開梱

かじるバターアイス。見た目は普通のバニラアイスっぽい。

端っこを少しフォークで切り取って食べてみると、・・・うん?結構普通のバニラアイスだな・・・と思っていると、後からバターが追いかけてきて、最終的に口の中がバター風味でいっぱいに。確かに評判通り、思ったよりもバター。かじるバターアイスの名に恥じない味わいです。しっかり冷やしておいたのですがそれでも少し柔らかめで、食感が滑らかで美味しいです。

かじるバターアイスをそのまま楽しんだら、お次はコーヒーと混ぜてなんちゃってバターコーヒーにしてみます。一旦アイスは冷凍庫に戻して、コーヒーの準備。浅煎りよりも中深煎り以上のコーヒーが良いと思ったので、先日訪れたStarbucks Reserve Roastery Tokyoで購入したコーヒー豆を使用して、130mlのホットコーヒーをネルでハンドドリップします。

コーヒーをドリップしたら、デミタスカップを用意します。かじるバターアイスの端っこを切り取ってカップに入れたら、そこにコーヒーを注いで、アイスが溶けるまで軽く混ぜます。

かじるバターアイスが入ったデミタスカップ

カップの1/4分くらいアイスを入れておきます。

かじるバターアイスコーヒー

よく溶かして、なんちゃってバターコーヒー完成です。

ぐいっと一口。うん、ぬるい。ですがこれは当たり前。味はというと、バターコーヒーというよりもカフェオレに近い・・・と思って飲んでいたのですが、底の方に進むにつれて、かつて飲んだバターコーヒーっぽさが徐々に増してきます。最後の一口はまさにバターコーヒーにそっくりで、飲んだ後に唇が油でテカテカする感じもあるくらいです。

コーヒーの量に対してアイスをそれなりの量を加える必要がありますが、味についてはバターコーヒーと言って差し支えない出来です。かじるバターアイス、恐るべきバター力です。

感想・考察

かじるバターアイス、想像以上にバターでした。カロリーは1本140kcalとバターよりも(多分)少ないので、バターをまるかじりするよりも健康的です。普通に美味しいので、食べたことがない方は是非見つけて食べてみてください。

今回、思いつきでコーヒーにアイスを溶かして飲んでみましたが、これほどまでにバターコーヒーを彷彿とさせる味わいになるとは思わなかったので驚きました。バターと違ってアイスは温度が更に低いので、コーヒーと混ぜ合わせると温度が下がりすぎるのが難点ですが、バターコーヒーを作りたいときにグラスフェッドバターを切らしてしまい、冷凍庫にかじるバターアイスしかない!!といった緊急時の代用に耐えうると思います。そんなシチュエーションは一切ないと思いますが。

ふと思ったのが、バターもアイスも元を辿れば生乳なので、意外と普通のアイスクリームをコーヒーに入れてみても、結構近い味になるのかなと思いました。ん?それはつまりアフォガートでしょうか。となると、バターコーヒーという概念は意外と新しいものでも無い気が・・・?よくよく考えるとカフェオレもコーヒー+牛乳ですし、コーヒーと乳製品というのは基本的に相性が良いのかもしれません。余裕があればちょっと色々試してみたいと思います。

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