もはや工場。巨大焙煎所併設の”Starbucks Reserve Roastery Tokyo”に行ってきました

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スタバの焙煎所に行ってきました

数日前、仕事で中目黒に寄る機会がありました。普段あまり立ち寄らない地域に行くときは、その周辺のコーヒー豆屋さんを予め探しておくようにしていて、今回も例を漏れずにGooglemapで中目黒周辺のコーヒー豆販売店を調べていたところ、中目黒に日本で唯一の巨大焙煎所が併設されたスターバックスの店舗”Starbucks Reserve Roastery Tokyo(スターバックスリザーブロースタリートーキョー)”がある事に気が付きました。

Starbucks Reserve Roastery Tokyoがオープンしたのは2019年の2月末で、毎日のように順番待ちでなかなか入れないという噂は知っていましたが、具体的にどこに店舗があるかは今まで知りませんでした。オープンから2年以上経ち、平日ということもあったので、流石に待つことなく入れるだろうと思ったので、立ち寄ってみることにしました。中目黒に来る機会もなかなかなさそうですし。

Starbucks Reserve Roastery Tokyoを歩く

Starbucks Reserve Roastery Tokyoは、中目黒駅から10分くらい歩いて、一本道を外れたところにありました。店の前に来ると、数人のグループがドアの前で待っていたので、もしかして順番待ちか?と思いましたが、写真を撮っているだけのようで、順番待ちもなく普通に入ることができました。

建物は4階建てで、ドアを開けて中に入ると、まず正面に巨大な焙煎機と店内を縦横に巡る管、4階まで吹き抜けを突き抜ける形で鎮座するギラギラしたタンクのようなものが目に入りました。もう、一種のテーマパークに来たような気分です。お客も結構入っていて賑わっていました。

Starbucks Reserve Roastery Tokyo タンクらしきもの

中央に鎮座する、謎のタンクらしきもの。答え合わせは後ほど。

1階を改めて見渡すと、入口付近にはキーホルダーやドリッパー、カップなどのStarbucks Reserve Roastery Tokyoのオリジナルグッズが陳列されていました。その他、入り口から見て左側の窓際にはコーヒーの注文窓口や座席があり、その奥は2階に続く階段とベーカリー、右手側の奥にはコーヒー豆の販売所がありました。

コーヒーを飲むつもりはなかったので、グッズを一通り眺めつつ、取り急ぎコーヒー豆の販売所に直行。コーヒー豆は8種類くらいあったでしょうか。ガラスケースの向こうに焙煎されたコーヒー豆が陳列されていて、価格帯は100gで1100円〜とスペシャルティコーヒーにしても少し高い部類になります。

通常のスタバのコーヒー豆とは違い(といっても普段スタバに行かないのですが)、農園名や焙煎日等がちゃんと記載されていて、品質には問題なさそうです。私が訪れた日は、どのコーヒー豆も焙煎から2日程度しか経っていないようでした。適当に、100gずつ2種類のコーヒー豆を購入することにしました。

コーヒー豆の販売所の壁面では、空港でパタパタしてるやつ(”ソラリー式反転フラップ”というらしい)が動いていて、英語のメッセージが一行ずつ変わりながら表示されていました。なんて書いてあるかは分かりませんが、オシャンティーで気に入りました。会計を済ませると、これまたオシャンティーな袋に入れて商品を渡してくれました。ちなみに、支払いは現金かカードのみとのことでした。

主目的であるコーヒー豆を購入できたので、あとは適当にフラフラしてみることにしました。1階のドデカイ焙煎機が気になったので正面から眺めていると、店員さんが声をかけてきてくれて、どうやら当日の焙煎は終わってしまったとのこと。焙煎風景を見れるなら見たかったなあと、ちょっと残念でしたが、4階で焙煎したコーヒー豆のパッケージングならまだやっているとの事だったので、とりあえず上まで登ってみることにしました。

Starbucks Reserve Roastery Tokyo 巨大焙煎機

ドデカイ焙煎機。ザーッ!と焙煎されたコーヒー豆が出てくるところは圧巻でしょうね。

階段で2階に上がると、紅茶などが売っているようでした。2階は階段の設置の都合や吹き抜けもあってか、あまり広くはありません。2階は見るところがないのでスルーして、そのまま3階に。

3階に登ると、1階にあったドデカイ焙煎機の小型版がありました。こちらも動いていなかったのが少々残念でしたが、焙煎をデジタル制御するものでしょうか、焙煎機の隣には大きなディスプレイが備え付けられていて、焙煎機が飾りではない事を伺わせました。今は新型コロナの影響もあり休止しているようですが、3階はコーヒーの他にお酒を出してくれるフロアのようです。

最上階の4階は階段を登ったすぐのところからレーンが伸びていて、1階で教えて貰ったとおり、焙煎されたコーヒー豆のパッケージングが行われていました。レーンの上を銀色のパッケージに入ったコーヒー豆が滑っていって、X線スキャナーの中を通って作業者の手元に届き、そのままスタバのロゴが入ったダンボールに詰められていました。

店員さんによると、Starbucks Reserve Roastery Tokyoで焙煎されたコーヒー豆は現地で梱包まで行われ、直接日本各地のスタバに発送されるそうです。ドデカイ焙煎機はパフォーマンスのためだけではなく、実際の生産能力も兼ねているというあたり良く出来てるなあと関心しました。もう工場ですねこれは。

ちなみに、4階の端っこまでいくと、お店に入ったときに見た吹き抜けを突き抜けているタンクらしきものの裏側をみることができました。

Starbucks Reserve Roastery Tokyo タンクらしきものの裏側

タンクっぽいのは正面だけで、表層の裏側は足場と管がうねっていました。

裏側はこんな感じで生々しいというか、ここだけオシャンティー感は0でした。マキタの充電器とか置いてありますし。まあ、こんなもんだろうとは思ってました・・・けどね。

一通り見て満足したので、また階段で降りてそのまま出口へ。店舗自体の雰囲気も中々良かったですが、さすがスタバといったところか、店員さんも親切で、楽しく見学することができました。次に行く機会があれば、ぜひドデカイ焙煎機の焙煎風景を見てみたいですね。あと、コーヒーと美味しそうなパンも食べてみようかなと思います。

スタバで買ってきたコーヒー豆を飲む

買ってきたコーヒー豆も紹介したいと思います。今回は”ルワンダ ショリー”と”パプアニューギニア ケンタ”の2種類を購入してきました。どちらの国のコーヒー豆も好きなんですよね〜。

Starbucks Reserve Roastery Tokyo 手提げバッグ

オシャンティ袋。内装もしっかりしてます。

Starbucks Reserve Roastery Tokyo コーヒー豆

コーヒー豆のパッケージと付属のカード。

パッケージにシールでカードがくっついているのに、なんで別でもう1枚カードが付いて来るんだろうと一瞬思いましたが、パッケージに貼り付けられた方は英語で、別添のものは日本語のものでした。英語が読めなくても安心です。

早速V60ドリッパーを使用して、ペーパードリップでルワンダのほうを飲んでみることにします。少し油が滲みかかったくらいに焙煎されたコーヒー豆をみるっこで中挽きで挽いて、130mlのコーヒーをドリップします。

ルワンダ ショリー ドリップコーヒー

ルワンダ ショリーのドリップコーヒー。

コーヒーの口当たりは滑らかで、明るい酸味と程よいコクの苦味がバランス良い感じ。カードにも書かれていますが、チョコ感のあるタイプです。美味しいです。最近ちょっと浅煎りのコーヒーに飽きてきているので、個人的にいま丁度欲しかった塩梅のコーヒーです。

Starbucks Reserve Roastery Tokyoのコーヒー豆は一部は通販でも購入できるようですが、250gからしか無いようです。また、一部のコーヒー豆は現地でしか購入できないものもあるようなので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

感想・考察

コーヒー絡みで外出先での話を書くのはほぼ初めてのような気がします。外でパシャパシャ写真を撮りまくるのは、シャイボーイな私にとって苦手な事なのであまり写真が用意できませんでしたが、見るだけでも目の保養になるというか、面白いものやキレイなものが沢山あったので、きっかけがあれば是非訪れてみることをおすすめします。

Starbucks Reserve Roastery Tokyoを訪れてみてやっぱり思ったのが、コーヒー豆はお店に行って買うのが楽しいなあということです。ここまで大掛かりなコーヒーショップはおそらく国内には他にありませんが、小さいコーヒー豆の専門店でも、少しでもお店のこだわりが感じられれば、それだけでコーヒーを購入するという体験が面白いものになると思います。まあ、そう思えるお店はなかなかありませんけどね。

今回は偶然タイミングが良かったということでのStarbucks Reserve Roastery Tokyo訪問でしたが、今後も機会を見ていろんなコーヒーショップに足を運んでみようかなと感じさせて思わせてくれる体験でした。

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