電子レンジでチンしたコーヒー粉でドリップしたコーヒーはどんな味になる?

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コーヒーを蒸らす以外の方法を模索して、検証も3回目になりました。今回は、チン、でいきたいと思います。

湯煎も、炒めるのも駄目だったので、チンする

前回の検証では、炒めたコーヒー粉でコーヒーをドリップしてみましたが、焦げたような味のコーヒーになってしまい、結局失敗となりました。ちなみに、前々回は湯煎したコーヒー粉を使用してみましたが、そちらも空振っております。

しかし、まだアイデアがあるので諦めません。3度目の正直となるか、3振となるかは分かりませんが、思いつくことがあれば実行するのみです。ということで今回は、レンジでチンしたコーヒー粉を使って、コーヒーをドリップしてみたいと思います。

コーヒーを淹れる条件

今回淹れたコーヒーは、以下の条件のもと抽出しています。

  • 使用したコーヒー豆:コスタリカ レオンシオ ブラックハニー
  • 焙煎度:シティローストぐらい
  • コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):4
  • ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー01(ガラス)
  • コーヒーポット:ユキワ M-5
  • フィルター:ハリオ V60ペーパーフィルター01W(ホワイト)
  • 秤:ハリオ ドリップスケール
  • 豆の使用量:20g
  • お湯の温度:約88℃
  • 蒸らし時間:20秒
  • 抽出量:130ml

コーヒー粉をレンジで温める

レンジでコーヒー粉を温めるのは、実際にドリップするタイミングに合わせて行っていますが、先に工程だけ説明しておきます。

耐熱ガラス容器に入ったコーヒー粉

レンジで温めるコーヒー粉は、ガラスの耐熱容器に入れます。

ラップがかけられた耐熱ガラス容器に入ったコーヒー粉

上からぴっちりとラップをかけて、温める準備は完了です。

ラップをしたら、600Wの電子レンジで温めます。まず、通常の蒸らしを行う時間と同じ、20秒だけ温めてみます。ジージーというコーヒー粉の声を聞きながら、あっという間の20秒が過ぎてレンジからコーヒー粉を取り出してみると、全然温まってない。

更に20秒チンすると、ほんのーーり温かくなりました。でもまだ温度的に足りないので、追加で40秒。これでようやく温かいかな?くらい。ダメ押しで30秒更にチンして、いい感じにホカホカになりました。

電子レンジで温めたコーヒー粉

20秒+20秒+40秒+30秒、計1分50秒間温めたコーヒー粉。見た目的には変化なし。

コーヒー粉の見た目は変わりませんが、ラップを開けたときにコーヒーの香りがムワッと立ち上りました。その香りにちょっと不安が募りましたが・・・まあ気のせいでしょう。

3杯のコーヒーをドリップして飲み比べる

今回も例に漏れず、蒸らしあり、蒸らしなし、レンジでチンの3パターンのコーヒーをドリップして飲み比べを行います。コーヒー粉は20g、88℃のお湯を使用して、130mlのコーヒーをそれぞれのパターンで淹れていきます。レンジで温めたコーヒー粉以外のドリップ工程については、今回は省略。

メインのレンジで温めたコーヒー粉ですが、お湯を注いだ感じは意外と普通。レンジでチンしたことでお湯の抜けが良くなっていたりすることもなく、普通の注ぎ心地。ゆっくりじっくりお湯を注いで、130ml抽出できたら飲み比べをしてみます。

まずは、蒸らしたコーヒー。味わいは、フレッシュな酸味がメインで、苦味も程よい。酸味はブルーベリーとかそっち系でしょうか、ちょっと複雑です。甘味が強く、そのせいか液体自体もトロみがあるような気がします。後味は苦味と甘みの余韻がべったりと残ります。ハニープロセスというだけあって、甘みが強いですね。なんだかホッとする味です。

蒸らしていないコーヒーは、輪郭が少しぼやけます。大枠の味わいは一緒ですが・・・。最近はしょっちゅう蒸らしアリとナシで飲み比べているので、このあたりはもう分かってきた感じがします。

そして本題のレンジでチンしたコーヒー粉でドリップしたコーヒーを飲みます。口に含むと、微妙にですが、焦げっぽい香りがします。そのせいで、果実感のある香りが感じれらない。酸味がちょっと弱くなって、苦味がちょっとだけ強く感じられます。通常の蒸らしを行ったコーヒーと比べると、味は劣るといって良いでしょう・・・。

今回の結果

今回の結果をまとめると、以下のようになります。

  • コーヒー粉をレンジで温めても、蒸らしの代わりにはならない
  • やっぱりコーヒー粉はお湯で蒸らすのが一番

考察・感想

ということで、レンジでチンしたコーヒー粉で淹れたコーヒーは、あんまり美味しくありませんでした。湯煎よりも、炒めるよりも結果としてはマシでしたが、お湯で蒸らすことには敵いませんでした。残念。

ちょっと予想に反したのが、レンジでやっても焦げっぽくなってしまったことです。炒めるのとは違うので、焦げることはないかなーと思っていたのですが、結局コーヒーからはほんのりと焦げっぽい匂いが漂う形になってしまいました。

温めすぎなのでは?と思うかもしれませんが、今回は結構手加減しました。つまり、ホカホカ程度までは温めましたが、アツアツになるまでは温めていないということです。アツアツになるまで温めても良かったのですが、今回飲んだコーヒーの味的に、そこまでやると焦げ臭いコーヒーになってしまうでしょう。ホカホカ程度で止めておいたのは正解だったと思っています。

焦げ臭くなってしまうところと苦味が強くなるところ以外は、味が薄くなっていることもなかったのでまあまあ良かったのですが、やはりその2点がネックとなり、お湯で蒸らしたコーヒーと比べて美味しいとは言えませんでした。苦味は焦げからくるものだと思うので、詰まるところは焦げがすべての原因でしょう。

焦げ臭くなってしまうのは、コーヒーの糖の部分のせいでしょうか。コーヒー豆はたしか多糖類が成分の多くを占めたはずなので、その部分がレンジで温める過程で焦げてしまって、焦げ臭さが出てくる・・・とか。砂糖とかって焦げやすいので、そのイメージを当てはめると都合よく解釈できます。ただ、そうなると、単純な熱によってコーヒー粉を熱すると、どんな方法であっても糖が焦げて駄目になってしまうかと思います。そう考えると、お湯は直接的な熱ではないので、焦がさずにコーヒー粉を温めることが出来て、99℃までなら瞬間的に高熱を加えることができるので、とても理にかなっているように思えます。

ここまでやってきて言えることは、なんだかんだ、普通の蒸らしが一番ってことです。やっぱコーヒー粉を最初に蒸らした人すごいわ。自分でコーヒーを淹れる人は、これからも普通に蒸らして美味しいコーヒーを飲みましょう。

さいごに

実はもう1案あるのですが、普通の蒸らしで十分な気がするので、少々悔しいですが、このテーマの検証は一旦終わりたいと思います。もし、やってみて良い結果がでたら、記事にしておきます。

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