タピオカドリンクの新境地、タピオカコーヒー。それとカフェオレ
- コーヒーの抽出
- アレンジコーヒー
自分には関係ない事だと思っていましたが、遅ればせながら第三次タピオカブーム、乗らせて頂きます。
タピオカにはミルクティーじゃなくても良いよね?
少し前に通算3回目のタピオカブームがやってきてから、あちこちにボコボコとタピオカミルクティー屋ができています。流行とかどうでも良いタイプなので、つい先日までタピオカ屋ができようが一切興味がなかったのですが、ふとタピオカミルクティーを飲む人を見かけたとき、タピオカが入っていれば別に飲み物はミルクティーじゃなくても良いよな・・・なんて考えが頭をよぎりました。
みんなミルクティーを求めているんじゃなくて、タピオカが入った飲み物を求めているハズ。つまり、タピオカが入っていれば飲み物はコーヒーでも良いんじゃないか、ということです。もっと言うと、カフェオレにタピオカを入れたらパッと見ミルクティーともう見分けつかないんじゃない?と思ったわけです。そしてそこまできたら、じゃあ実際に作ってみちゃおうかな?と思い立つわけです。
こんな形で初タピオカを賞味することになるとは思いもしませんでしたが、これも宿命でしょうか。自宅で出来るタピオカコーヒーの作り方、ぜひ見ていってください。
タピオカコーヒーに必要なもの
重要なのはなんと言ってもタピオカです。今回は通販で真空パックの生タピオカを100g購入しました。
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乾燥タピオカもあるようですが、丁度よい容量のものが無かったのと、乾燥モノは食べられるようにするために時間がかかるようなので、今回は生のものを使用することにしました。というか、タピオカブームのせいでタピオカの値段が数倍に跳ね上がっているそうで、100gでも1000円くらいしました。
これで100g。飲み物に入っているタピオカは黒かった気がしますが、調理前だからか色は白っぽい。
あともう一つ忘れちゃいけないのがタピオカを吸い出すためのぶっといストロー。たぶん今回しか使わない&使い捨てのストローだとかさばるので、ステンレスのものを購入しました。
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思ったより結構長い。1本で良かったのですが3本セットでした。
コーヒー道具一式はあるので、特別準備が必要だったのはこの2つだけ。道具の準備ができたら、次はタピオカを茹でて食べられるようにします。
生タピオカを茹でて食べられるようにする
先程の写真の通り、タピオカはそのままでは食べられないので、タピオカを買ったときに付いてきた手引きに従って茹でていきます。まず、400ml〜500mlほどの水を鍋に沸騰させたら、タピオカ100gを投入。始めの2分ほどは鍋底にタピオカがくっつかないようにかき混ぜながら強火で茹でます。
沸騰したお湯に入れた直後のタピオカ。結構すぐ色が変わりはじめました。
2分間混ぜ続けたら中火にして、時々混ぜながら20分間茹でます。20分経ったら火を止めて、鍋にフタをして20〜30分放置。その後ザルに上げて、冷水でしっかりと冷やします。
茹で上がりのタピオカは膨れて、見慣れた真っ黒な色合いになりました。結構キレイ。
茹で上がったタピオカは砂糖水につけておきます。何時間ほど漬けておけば良いか分からなかったので、とりあえず1時間少々としました。
タピオカとコーヒーを組み合わせる
タピオカの準備ができたら、コーヒーをドリップします。タピオカを入れるのでホットではなくアイスコーヒーにしますが、グラスに氷が入っているとタピオカの邪魔になるので、グラスに氷は入れず、コーヒーサーバーに氷を詰めてドリップ直後に冷えるようにしてアイスコーヒーを作ります。
コーヒーをドリップしたら、グラスにタピオカを入れて、氷が入らないようにしながらアイスコーヒーをグラスに注ぎ、ぶっといストローを差せば・・・・!
タピオカコーヒー!・・・わかっていましたが、コントラストがなくて映えませんね。あとストローがでけえ。
一口飲むと、コーヒーの苦味にほんのり甘いモチモチ食感のタピオカが相まって・・・!うん、あんまり美味くない!タピオカは初めて食べましたが、モチプリな食感は好きです。コーヒーもCOE豆なので不味いはずがない。ただ、単純にコーヒーとは合いません。
しかしここまでは想定内。こんな事もあろうかと、カフェオレに出来るように牛乳も用意していました。同じようにアイスコーヒーをもう1杯作って、タピオカと牛乳を加えれば・・・・!
タピオカフェオレ!どうでしょう、もう写真じゃタピオカミルクティーにしか見えません。あとやっぱりストローがでけえ。
ズルっと一口。うん!コーヒーよりはマシだけどけどやっぱりあんまり美味しくない!ただ原因は1杯目の時点で察し付いていて、恐らく甘みが少なすぎるせいでしょう。試しに砂糖を加えてみたら、多少はマシになりました。それでも美味しいとは言い難いですが。
今回の結果
- タピオカとコーヒー、もしくはカフェオレの組み合わせはイマイチかもしれない・・・、
考察・感想
悔しい。まず何においても悔しい。タピオカミルクティーを侮っていた自分が悔しいです。ただ、収穫もありました。それは、苦いものとタピオカは単純にはマッチしないということです。
苦味とモチプリ食感は合いません。全くバラバラなものとして口の中に入ってきます。前述しましたが、そうなってしまった原因は甘み不足にあるでしょう。タピオカ自体に甘みがほとんどない=味がほとんどない状態だったので、上手い調子にコーヒーと絡みませんでした。タピオカも所詮は芋。まず味を付けてあげないとダメだということは理解しました。
また、タピオカ独自の食感も問題かもしれません。モチモチとしたタピオカの食感とコーヒーの苦味がイマイチ合わないのです。いや、これだと苦味が問題とも言えるでしょうか。たとえタピオカが激甘でも、本質的にコーヒーとタピオカは合わせにくい素材のように思いました。
タピオカと組み合わせる液体は最低限、苦くないものであることが必要だと思います。なので、甘いミルクティーが組み合わせとして一般的なのでしょう。あとタピオカが黒いというところも、コントラストとしてミルクティーが使われている理由かもしれません。なので、コーヒーとタピオカを組み合わせる場合、ブラックではなくカフェオレで、かつかなりの甘さを持たせないといけないんじゃないかと思います。そうなると、コーヒー飲みとしては必然的にタピオカとコーヒーの組み合わせは”ナシ”かなと思います。面白いと思ったんですけどね。
というか、そもそもタピオカミルクティーって美味しいんでしょうか。飲んだこと無いのでなんとも言えないのですが、意外と今回のタピオカコーヒーやタピオカフェオレのように、ミルクティーにタピオカが沈んでるだけで上手くマッチングしているわけじゃない(美味しいわけじゃない)、とかいうオチはありませんよね・・・?
さいごに
タピオカコーヒーとタピオカフェオレ、ブームに乗っかるなら今しかありません。上手にタピオカとコーヒーを組み合わせられる自信があるプロの方、ぜひお店で提供してみては如何でしょうか。タピオカ高いですけど。
アイデア料はいりません・・・・、というか、既にやっているお店は沢山ありそうですけどね。