コーヒーかき氷で美味しく＆冷たくコーヒーを楽しむ

冷たいコーヒーの季節

すっかり梅雨も開けて、キツイ日差しが降り注ぐようになりました。クーラーの効いた部屋で、体がすっかり冷めている状態ならホットコーヒーもまだまだ美味しいですが、外から帰ってきたばっかりで部屋は温室状態というとき、とても温かいコーヒーなんて飲めません。

もしかすると、アイスコーヒーでも物足りない、なんてときもあるんじゃないでしょうか。もっとキンッキンに冷えたもの、つまりコーヒーのアイスとか氷が欲しいというときもあるかもしれません。意図せずして、まさしくさっきまでの自分がそうだったのですが、そんなときにはコーヒーのかき氷なんて如何でしょうか。

アイスコーヒーよりも更に冷たくて、コーヒーもちゃんと楽しめる。そんな楽しみ方があったら最高だと思います。と、いうことで、今回はコーヒーのかき氷を作ってみたいと思います。ちなみに、昨年も同じようにコーヒー氷を作ってましたし、その前の年も同じようなことをしていましたが、かき氷は試していなかったのでこれはこれで初めてということで。

コーヒーのかき氷を作る

コーヒーのかき氷作ると言っても、なんてことはありません。かき氷は氷を細かく削ったものですから、コーヒー味の氷を用意してあとは削ってやれば良いわけです。ホットコーヒーを淹れて、製氷機に注ぎ、サーキュレーターで粗熱を素早くとって冷凍庫へイン。固まったら取り出して、まずはコーヒー氷の完成です。

コーヒー氷はこころなしか、普通の氷よりも溶けるのが早いように感じます。

製氷機から氷を取り出したら、こいつを細かくするわけですが、あいにく我が家にかき氷機なんてものは無いので、ミキサーで代用します。使用するのは、ティファールのクリックアンドテイスト というミキサーです。バターコーヒーを飲んでいたとき、最初は樹脂製のミキサーを使用していたのですが、耐熱性のあるガラス製のものが欲しくなって探していたときこれにたどり着きました。

バターコーヒーを飲んでいた頃以来、久しぶりの出番です。

あとはコーヒー氷をミキサーにかけて、かき氷にするだけです。

溶けないうちに氷をミキサーに入れたらスイッチオン。

最終的にこんな感じに。空転するところを本体を揺らしながらなんとか頑張ってかき氷にしました。

ミキサーの容器からガラスのカップに移したら、コーヒーかき氷の完成です。

思ったより細かく砕くことができませんでした。厳密に言うと、粗い部分と細かい部分で差があるという感じです。こう見ると黒糖の塊みたいに見えます。

コーヒーのかき氷を食べてみる

かき氷が溶けないうちに頂きます。スプーンで一口食べると、キンキンに冷えている氷のなかで、コーヒーの苦味がしっかりと感じられます。ふわふわのかき氷ではないので氷を食べている感覚が強いですが、コーヒーの味もするし、体は冷えるし、要件は十分に満たしていると思いました。

ただ、これだけではもったいないので、ここに牛乳をプラスしてカフェオレかき氷でも楽しんでみます。

カフェオレかき氷。氷が荒いおかげで逆に美味しそうに見えます。

牛乳を加えると、コーヒーの苦味と牛乳のコクが絡まって美味しいです。また、このまま食べ勧めても良いですし、少し食べたら放置して、氷が溶けたらカフェオレとして楽しむこともできます。

考察・感想

例年の延長線で試したコーヒーかき氷ですが、思ったより良いかもしれません。できればちゃんとしたかき氷機を使用して、ふわふわのコーヒーかき氷を楽しんでみたいものです。今回のものはかき氷というよりもクラッシュアイスに近い感じでした。ガリ○リ君のコーヒー味っていうのが一番しっくり来るかもしれません。

イマイチなポイントは、写真を見るとわかるのですが、コーヒー氷が味のついているところ(コーヒー色の部分)と付いていないところ(白色の部分)で分かれるところです。これによって、口に入れるたび味の感じる濃度が変わるので、この差を無くせるともっと満足度の高いものに仕上がるのかなあと思います。

また、牛乳も液体のままではなく氷にしてみたら面白いかなあと思います。氷にしたこと無いので牛乳が上手く凍るか分かりませんが、そのほうが溶け方もゆっくりになって味の変化が面白いかなと。また、苦いままでも十分ですが、練乳などをかけて、甘さを加えて楽しむのも面白いと思います。その他だとフルーツは・・・モノ次第では合うかもしれません。シナモンとかちょっとかけたら美味しいかも。チャイ風とか。

色々と、想像が膨らみますが、コーヒーかき氷は工夫次第で美味しく、楽しく楽しめるものになると思います。ただ、しっかり楽しむにはちゃんとしたかき氷機が必要そうで、かき氷機なんて今の時代もっている人は少なさそうなので、簡単に見えて意外とハードルは高い楽しみ方かもしれません。私のように、ミキサーで荒く削ったものでも良いなら、意外とどの家庭でもコーヒーかき氷を楽しめるんじゃないでしょうか。

本当はかき氷機を用意しようかちょっと考えたのですが、かき氷機って夏以外使わないんですよね・・・。その他に利用できるならともかく、一度しか使わないかもしれないものを買うのはイヤだったので、今回は万能選手であるミキサーで妥協したカタチです。

さいごに

暑い体をコーヒーを摂取しながら冷ますことができるコーヒーかき氷、暑い夏にうってつけです。茹だるような暑い日には、コーヒータイムをコーヒーかき氷で楽しんでみるのも面白いと思います。ぜひお試しあれ。