懐かしの味?コカ・コーラプラスコーヒーを自分で作ってみる

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昔々、コカ・コーラプラスコーヒーという飲み物がありました

かつて、コカコーラにコーヒーを加えた"コカ・コーラプラスコーヒー"という飲料があったのことを皆さんは覚えているでしょうか。そもそも名前からして美味しくなさそうだし、相対する味わいの飲み物の組み合わせだし、しかもカフェインのダブルパンチというなんとも迷走感が漂う飲み物でしたが、その独特な味わいに一部には根強いファンもいたようです。ちなみに私は飲んだことありません。

現在は全く見かけないので恐らく終売していますし、そもそも基本的に炭酸飲料を好まないので発売当時は全く気にも掛けていなかったのですが、最近TwitterのTLで”コーヒーが入ったコカ・コーラをまた飲みたいなあ"といったツイートを見かけて、コーラとコーヒー合わせるだけで簡単にできそうだし、コーヒーとコーラを組み合わせるとどんな味がするのか少し気になったので、ちょっと作ってみることにしました。

果たして、ロストテクノロジーであるコカ・コーラプラスコーヒーの再現は可能なのでしょうか。・・・飲んだこと無いから再現性はわからないんですけどね。美味しいものができればそれで良し、です。

コーヒーとコカ・コーラを用意する

自作コカ・コーラプラスコーヒー・・・。言うなれば”ジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒー”を作るために準備するものは、コーヒーと市販のコカ・コーラだけ。コーラはそんなに飲みたくないので、500mlペットボトルのものを買ってきました。

500mlペットボトルのコカコーラ

主役のコカ・コーラ。炭酸飲料はたぶん年に1、2回くらいしか買いません。

そしてもう一人の主役であるコーヒー。コカ・コーラが冷たいので、温度変化で余計な影響をなるべく与えないように、コーヒーもホットではなく冷たいものを用意します。今回は、ハリオのWDD-5-PGRで水出しコーヒーを抽出して使用することにします。

容器に入った水出しコーヒー

冷蔵庫に入れて抽出したので、コーヒーもちゃんと冷えた状態です。コーヒー豆はブラジルのスペシャルティコーヒー豆をフレンチローストくらいに自家焙煎したものを使用しました。

コーヒーとコーラの準備ができたらあとは組み合わせるだけですが、重要なのはその比率です。コカ・コーラプラスコーヒーについて少し調べて得たイメージとしては、割合はコーラ7〜9割、コーヒー1〜3割といった具合だと踏んでいます。せっかくなので、比率を変えて何パターンか試してみたいと思います。

ジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒーを飲む

コーヒーの割合が高くなると恐らくマズくなるので、まずは慎重に。コーラ9割、コーヒー1割で試してみたいと思います。

コーヒーの割合が1割のジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒー

およそコーヒー10ml、コーラ90mlで作ったジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒー。

スプーンでよく撹拌してから頂きます。カップに顔を近づけると、ほんのりとコーヒーの香り。一口飲むと、ほとんどコーラ。コーヒーの影響か、コーラ独特のクスリ臭さが際立つ感じもしますが、まだ全然コーラです。

次はコーヒーの比率をあげて、コーラ8割、コーヒー2割で作ります。

コーヒーの割合が2割のジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒー

割合を変えましたが、見た目的には変わりなし。

飲んでみると、香りはもうコーヒーです。コーラの甘みもありますが、後味はコーヒーのもつ苦味がしっかり感じられます。そして何より特徴的なのは、飲んだ後の余韻がひどいこと。クスリ臭さと苦味が異様に尾を引きます。

最後に、コーラ7割、コーヒー3割の組み合わせも試してみましょう。

コーヒーの割合が3割のジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒー

コーヒーの割合が増えたからか、少し色が薄くなったように見えます。光の具合かもしれませんが。

ぐいっと飲むと、より一層苦みが感じられます。甘さもありますが、コーヒーの苦味のほうが勝る感じです。コーヒーがコーラに勝ってしまうと、もうマズいという領域になってきますね。後味の悪さも引き続き健在です。

考察・感想

ジェネリック・コカ・コーラプラスコーヒー。飲んでみた感想としては、味はまあ、好きな人が好きならそれでいいんじゃないかな・・・といったところです。コーヒー好きな人の飲み物というよりは、コーラが好きな人の飲み物なのかなーと思いました。好みの差はあると思いますが、コーヒーの割合が増えると美味しくなくなるのは間違いないと思うので、作る場合はコーヒーの比率は控えめにしたほうが良いんじゃないかと思います。

また、今回は味が薄い水出しコーヒーを使用した上での結果なので、ホットコーヒーやエスプレッソなど、比較的濃度の高いコーヒーを用いる場合は更に配合の比率に注意したほうが良いでしょう。焙煎具合によるとは思いますが、2割以上をコーヒーが占めると結構キツイ口当たりになるんじゃないかなと思います。

試してみて一番特徴的だったのは、悪いとこ取りしたような後味の悪さです。クスリ臭さと苦味がずっと口の中に残る感じ。普段コーラを飲まないのでそう思うだけで、もともとコーラは結構後味が残るものなのでしょうか。ただ、個人的には美味しくないと思ったこの悪い後味がコカ・コーラプラスコーヒーがもつ特徴であり、製品としての醍醐味だったんじゃないかなあと、ネットの評判から察しています。

結局、実際のコカ・コーラプラスコーヒーを飲んだことがない自分には想像しかすることができませんが、もしあの味が忘れられない、という人がいたら一度試してみてはいかがでしょうか。懐かしいあの味と香りが、また楽しめるかもしれません。

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