コーヒー餅でお正月らしく、美味しくコーヒーを楽しむ。
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お正月にコーヒーをねじ込む
お正月といえば殆どの家でおせちやお雑煮など、昔から日本で食べられている伝統的なものを頂くと思います。お正月文化は日本の古来からの伝統的な風習ですから、海外文化の入る余地はあまりありません。ローストビーフとかは上手いこと重箱に潜り込んでいたりしますが。
もちろん、コーヒーもお正月に食い込む余地は無いでしょう。喫茶店文化は日本も長い歴史があると思いますが、コーヒー自体は日本発祥ではありませんしね。普段甘酒を飲まない人が正月だけは甘酒を飲むことがあっても、正月だけコーヒーを飲むなんてことはしません。でも、コーヒーを嗜むものとしては、お正月にも上手くコーヒーをねじ込めないものかと思案してしまいます。
思い立ったが吉日、コーヒーをお正月にねじ込むべく、お正月に食べる食べ物でコーヒーと組み合わせられそうなものを調べてみました。いくつか候補を上げていって、最終的にいけそうだと思ったのが、みんな大好きお餅です。餅自体は米の味と香りしかしないので、コーヒー味になっても食べられそうじゃあないでしょうか。
ということで、お正月にぴったり?なコーヒー餅を作ってみたいと思います。
コーヒー餅を作って食べる
まずはコーヒー餅の材料から。レシピは”バター餅”なる秋田で食べられている郷土菓子の作り方を参考にしました。
- 切り餅:2個
- 砂糖:大さじ2
- 塩:少々
- 片栗粉:大さじ1/2
- エスプレッソ:40ml
市販の切り餅を用意します。今回はとりあえず2個で作ってみることにします。
次に餅を包丁で薄くスライスします。きっちり薄くすると言うより、ざっくりと薄切りにしました。
次に餅を柔らかくするため、スライスした餅に水を大さじ2〜3くらい入れて、ラップをしてレンジで1分ほどチン。まだ硬い部分があったので、追加で40秒ほど温めました。
このくらいふにゃふにゃになったら、スプーンでこねくり回します。
こんな感じにひとまとまりにします。結構すんなりまとまりました。
ここに砂糖と塩を加えて混ぜて、さらにエスプレッソを投入します。
シャバシャバ。エスプレッソ40mlでもやっぱり全然水分が多かったです。
混ぜれば餅がエスプレッソを吸うかなーと思ったのですが、そんなこともなく。仕方ないので余分なエスプレッソは捨てて、更に混ぜ合わせます。
グチャァ・・・。ちなみに、私はいま食べ物を作っています。
最後に片栗粉を加えて混ぜます。すると、生地が段々とまとまっていって・・・。
・・・思っていたのと違いますが、一応これでコーヒー餅の完成です。ゲ○みたいですが。塊があるところを見ると、もっとしっかりレンチンしたほうが良かったか。
見た目はともかく、味はどうか。スプーンですくってパクリ。コーヒーの香りはしますが、ほとんどコーヒーの味はしない・・・。食感はもちろん餅。砂糖が入っているのでほんのり甘いですが、コーヒーだけにしていたらほとんど無味の餅になっていたかもしれません。ありがとう甘味料。
考察・感想
思っていたのとはだいぶ違うものができてしまいましたが、まあこんなものでしょうか。改善案として、チンするときに水の代わりにエスプレッソを使うとか、エスプレッソではなく極細挽きのコーヒー粉を練り込む、というのも面白いかもしれません。インスタントコーヒーを混ぜるのも良いかも。ちゃんとやれば、ちゃんとしたコーヒー餅が作れるような気がしています。
このためだけに切り餅を買ってきたので、けっこう餅が余ってしまいました。せっかくなので、もうちょっとコーヒー餅作りを頑張ってみても良いかもしれません。皆さんも是非、お正月にコーヒー餅作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。餅つきなどやる人は、水の代わりにコーヒーをぶち込んで本物のコーヒー餅を作ってみると面白いと思います。
それでは皆さん、良いお餅を。