コーヒーの蒸らし時間による味の変化について その1

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でがらし

ハンドドリップでコーヒーを入れる際に、「蒸らし」の時間をとると思います。コーヒーの入れ方について言及している情報で、よく目にする蒸らし時間は大体30秒~1分といったところでしょうか。

今回は、それよりも長い時間「蒸らし」を行った場合にどのような変化があるのかを検証してみました。

条件

今回の検証は以下の条件下で行いました。

  • 使用したコーヒー豆:メキシコ
  • 焙煎度:シティ~フルシティ
  • コーヒー豆の粗さ:4(ナイスカットミル)
  • 豆の使用量:20g
  • お湯の温度:96℃
  • 蒸らしに使用したお湯の量:22cc
  • 抽出量:120cc

蒸らし時間が30秒の場合

蒸らし時間30秒

初めに30秒の蒸らしから。自分がコーヒーを入れる際には、この時間で蒸らしています。30秒蒸らした後、120cc抽出したものが上の画像です。

飲んでみると、口に含んだときに苦味を感じましたが、すぐに酸味が来る感じ。後味はスッキリめです。メキシコは初めて飲みましたが、だいぶ酸味よりのコーヒーのようです。

蒸らし時間が1分30秒の場合

蒸らし1分30秒

次に1分30秒蒸らした場合。比較になればと写真を撮りましたが、見た目に変化はないように見えます。

蒸らし時間が30秒の時に比べ、後味に苦味が残るように感じます。それと、飲んだ後の香りが少し薄まったようにも。

蒸らし時間が3分の場合

蒸らし時間3分

最後に蒸らし時間が3分の場合。見た目は変化がありません。ただ変化があるとすれば、入れ方の問題かもしれませんが、泡が多く見られました。

蒸らし時間が1分30秒の時よりも更に後味が苦く残り、30秒の時と比較して、酸味がかなり感じにくくなりました。また、香りもあまり感じられませんでした。

今回の結果

  • 蒸らし時間が長くなるほど、苦味が強調される。
  • 蒸らし時間が長くなるほど、香りが後に残らなくなる。

さいごに

今回は、30秒、1分30秒、3分、の3段階に分けて検証を行ってみました。タイトルに「1回目」と銘打ったのは、豆の種類や、コーヒーを飲む前に食べたものなど、蒸らし時間以外の要素によって感じ方が変わる可能性があるので、何度か検証したいと思ったことと、また、自分自身もまだまだコーヒーの味を理解できていないので、その辺りの成長によって、今後感じ方も変わってくると思ったためです。

ざっくりと検証結果を書いてきましたが、あくまで個人的な感想で、人によっては違うように感じるかもしれません。興味が沸いたら、ぜひご自宅でも検証してみてください。

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