ステンレス製フレンチプレス 使用感レビュー

はじめに

形あるものはいつか壊れてしまうもので、脆ければ脆いほどそれに当てはまってしまいます。ガラスなんかは特に壊れやすいもので、最近ちょっとした衝撃でフレンチプレスのガラスのビーカー部分が割れてしまいました。フレンチプレスは結構使用していたので新しいのを買わないとなあ、と色々探していたところ見つけたのが今回紹介するLautechco フレンチプレスです。

Lautechcoってメーカー？

Lautechcoのフレンチプレスは、ハリオのようにガラスのビーカーにホルダーを装着するタイプのフレンチプレスではなく、ボディ全てがステンレスで出来ているタイプのフレンチプレスです。ガラスのビーカーを割ってしまったという事と、ステンレスが好きなので少しばかり悩みましたが購入しました。

なせ少し迷ってしまったかというと、この「Lautechco」というメーカー名らしきものを調べてみても、Amazonへの出品ページしか見当たらず、しかも今回購入したものと同じ商品を出品する出品業者が他にも多くいたためです。つまり、「Lautechco」は業者の名前で商品自体はノーブランド品か、数ある出品のうちどれか一つが本物でそれ以外はパクリ商品なのかなと思います。これが本物かパクリかは分かりませんが、どれも同じように見えたので物は試し、ということで購入に至りました。

フレンチプレスの外観

Amazonで注文して、届いた商品がこちら。既に何度も使用しているので少々使用感が有ります。

大きさは、350mlサイズのものです。それなりに厚みのあるステンレス製なので、ガラス製のものと比較すると少々大きいでしょうか。

フタを外したらこんな感じ。ボディは結構厚みのあるステンレスで、重厚感が有ります。

フタの方は結構細かく分解することが可能で、プレスの棒の上部、棒、フタ、フィルター部分を3つに、計6つに分解できます。

使用感

いくらか使用してみて、良いところと悪いところをざっくり箇条書きにすると、以下のようになります。

良い点

• フィルターがボディと隙間なくガッチリハマるため、しっかりプレスされた感じになる
• スレンレス製のため壊れる心配がない

悪い点

• 中身が見えないため注いだ量がわからない
• ステンレスボディに水垢が目立つ
• フィルター部分が分解しにくい

ちょっと補足していきたいと思います。まず、良い点についてですが、フィルター部をボディに押し込む際、ボディとフィルターがきついくらいに密着するため、コーヒー粉の取り漏らしが無い感じなのが良いです。まあこれはどちらかと言うと個人的な、雰囲気の好みですが。そして、落としたり衝撃を加えたりしても壊れるパーツがないので、破損の心配が無いのは良いです。ボディは厚みもあり安心感があります。

逆に悪い点としては、まず中身が見えないところです。お湯を注ぐときは上から中を見ながら注ぐので良いのですが、フレンチプレスからカップに注ぐとき、側面からは中身が見えないため、どの程度注いだのかが分かりません。まあ、フレンチプレスでも一気に注いでしまうので個人的にはあまりデメリットは無いのですが、2人以上で飲むときは少々面倒かもしれません。急須からお茶を注ぐときみたいに、交互に少しずつ注いであげれば良のかもしれませんが。次に、水垢が目立つ点です。1枚目の写真でなんとなくわかると思いますが、洗っても水滴が残っているとすぐ跡になってしまうので、見た目があんまり良くありません。インテリア重視の人には向かないでしょう。そして個人的に一番イヤなのが、フィルター部分の分解がしにくいことです。洗い物のとき一旦全て分解(回して取り外すタイプ)して洗うのですが、フィルター部分を棒から取り外すときに持ち手がないためそのままでは中々ひねって取り外す事ができません。仕方なくタオル越しに棒の部分を持って摩擦を増やしてひねって取り外すのですが、こういうユーザビリティを軽視した構造なのはあまり良い気分ではありません。

・・・と、目立った不満はあまりないのですが、こう文章に起こすとなんだか悪い点のほうが沢山の文字で表されたというか、筆が乗ってしまって、自分で書いておいてなんですがクレーマー気質なのかなあなんて思います・・・。

総括

悪い点が目立つようには見えますが、パチもんか本物か分からない買い物でなんだかんだしっかりとした物が購入出来たので良かったかと思います。壊れないフレンチプレスがほしい、他のフレンチプレスも試してみたいという方は是非購入してみては如何でしょうか。

さいごに

せっかく買うのであれば、長く使用することが出来るものが良いですよね。今回壊してしまったフレンチプレス以外にも、陶器製のドリッパーやら、サーバーとして使用しているビーカーやら結構割ったりしてしまっているので、これを機にもうちょっとものを大事に扱うように気をつけたいと思います。