エスプレッソマシンを捨てる前に、分解して中身の構造がどうなってるか確認してみる

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エスプレッソマシンを捨てる前に・・・

我が家にはデロンギのエスプレッソマシンがあるのですが、家では飲むのはエスプレッソではなくドリップコーヒーのほうが性に合っていると気づきいてから、ただのインテリアになっていました。使わなくなったしもう捨てるか・・・と思いつつ、でもやっぱり使う可能性があるかもしれないとも思いつつ、堂々巡りでしばらくそのままにしていましたが、流石に邪魔になってきたので、いい加減捨てることにしました。

家庭用のエスプレッソマシンなので、サイズ的にそのままでも燃えないごみで捨てられるのですが、どうせ捨てるのであれば、エスプレッソマシンの中身がどうなっているか分解して見てみようかなと思い立ったので、最後にちょっとバラしてみることにしました。

エスプレッソマシンの中身を見てみる

我が家にあるエスプレッソマシンは、デロンギのアクティブ(ECP3220J)というシリーズのもの。価格は発売当時で2万円くらいだったと思います。よくある、一般的な家庭用エスプレッソマシンのエントリーモデルです。

デロンギ エスプレッソマシン

解体するエスプレッソマシン。放置してたのでちょっとホコリ被ってます。

分解すると思い立ちはしましたが、どうやってバラすかは全く考えておらず。とりあえずネジ穴を探して外していくことにします。まず、ダイヤルがついている部分の下にプラスネジが2箇所あったので、外しておきます。

エスプレッソマシンのプラスネジ

プラスネジを2つ発見。

2箇所外してみましたが、これだけですんなり外装が外れることもなく。ここは一旦おいといて、他の部分のネジを探します。すると、底面にトルクスネジが5つありました。

エスプレッソマシンの底面前側のトルクスネジ

底面前側のトルクスネジ。反対側にもう1つあって、前側は合計2つ。

エスプレッソマシンの底面後側のトルクスネジ

底面後ろ側のトルクスネジ。この両サイドに1つずつで後ろ側は合計3つ。

トルクスドライバー

トルクスドライバーで外します。久しぶりに使いましたが、こういう束になってるタイプの工具は使いにくいですね。

底面はネジを外しただけですんなりとカバーが取れました。中身は電源コードと、給水タンクにつながるホース。これらもネジで止まっていたので、とりあえずネジを外します。ただ、ネジを外してみても、エスプレッソマシン内部に繋がっていたので取り外すことはできませんでした。

底面カバーを取り外したエスプレッソマシン

ネジを外したらでてきたコードとホース。

全て抜き取るにはやはり上部の外装を外す必要がありそうなので、マイナスドライバーを外装の隙間に突っ込んでゴリゴリと外します。するとシルバーのカバーが外れて中身が見えてきました。

シルバーのカバーを取り外したエスプレッソマシン

ダイヤルがスポンと取れて、カバーが外れました。

エスプレッソマシンの内部

カバーを外した先は丸い部品。

お湯の出口の部分なので、これはエスプレッソマシンの核である圧力をかける部品でしょうか。この状態から引っこ抜いて取り出そうとしてみしましたが、突っかかって無理だったので、更に外装を外します。

マイナスドライバーをねじ込んだエスプレッソマシン

マイナスドライバーを更に突っ込んでいきます。

ガンガンドライバーを突っ込んでもなかなか取れないな・・・と思っていたら、シルバーのカバーの下にまだネジが2つ、ついていました。コレを外すと更に外装が外れて、部品を取り出すことが出来ました。

エスプレッソマシンのパーツ

取り出した部品。ごちゃごちゃとコードやらホースやらが接続されています。

隣には別のパーツが接続されていました。状態的に、こちらは水を汲み出すポンプ的なパーツでしょうか。片方で水を汲み出して、もう片方で温めて圧力をかけている感じでしょうか。

横から見たエスプレッソマシンのパーツ

こっちの部品には品番等が書かれたシール付き。”Type EP5”か・・・なるほどね。

丸っこい方は六角レンチでもう少し分解できそうでしたが、これ以上は意味無さそうなので分解はここまで。予想はしていましたが、やはり中身は結構単純な感じがしますね。ただ、調べてみたところ部品は結構なお値段がするようで、「CEME-ULKA」と書かれたパーツはやはりポンプらしいのですが、おおよそ7000円くらいするみたいです。個人が同じ部品でエスプレッソマシンを作ろうと思ったら、中の部品だけで商品価格の半分以上はかかりそうですね。企業は部品を安く揃えられるはずので、原価的はもっと低いと思いますが。

感想・考察

興味本位で分解してみましたが、思ったほどの感動もなく。予想通り、ポンプと圧力かける部品が入っているだけでしたからね・・・。もうちょっとデジタルな要素があったら面白いと思ったかもしれません。でも、よくこんな小さい部品で高圧をかけられるなあと関心はしました。

他に気になった点があるとすれば、水をどのタイミングでお湯にしているかという点です。ポンプじゃない丸い方のパーツで行われているのだと思いますが、水を汲み上げて、ポルタフィルターに入った粉にかかるまでの短距離でアツアツにするには、結構な温度の熱源が必要になると思います。丸いパーツの中で水をぐるぐるさせて上手いこと抽出口までの距離を稼いだりするのでしょうか。この点に関しては想像が膨らみます。

無理やり分解したので、もうこれであとは捨てるだけになりました。エスプレッソマシン絡みで色々記事を書けたこともあるので、十分役に立ってくれたと思います。またエスプレッソに興味が湧くことがある日まで、しばらく我が家でエスプレッソマシンを見ることはなくなるでしょう。

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