コーヒー+炭酸の奇抜な味わい。スパークリングコーヒー
- コーヒーの抽出
- アレンジコーヒー
しばらくコーヒーデザートに傾倒してしまいましたが、さすがにもうネタも切れたので液体としてのコーヒーの楽しみ方に戻ります。タイトルでもう察しはつくとは思いますが・・・。
はじめに
9月に入って夏ももうそろそろ終わりって感じになってきました。でも、天気予報を見てみるとまだまだ暑い日はありそうで、コーヒーは飲みたいけれどホットコーヒーには少々手が伸びない、でも普通の水出しコーヒーやアイスコーヒーも沢山飲んだなー、というコーヒージャンキーの方に送りたい、スパークリングコーヒーという可能性について検証をしてみたいと思います。
それっぽい事を言いつつ、いつも通りただの思いつきなのですが。夏っぽいものって何だろうなーと考えた時に、炭酸飲料とかビールとかが美味しい季節というイメージがあったので、それをコーヒーに当てはめて見ようって魂胆です。どんなものになるかは本当に未知数ですが、それが面白いんですよね。
条件
今回の検証は以下の条件下で行いました。
- 使用したコーヒー豆:バリアラビカ神山ハニー
- 焙煎度:フルシティローストぐらい
- コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):4
- ドリッパー:カリタ ロト101(陶器)
- コーヒーポット:ユキワ M-5
- フィルター:カリタ 珈琲屋さんのコーヒーフィルター101(ホワイト)
- 秤:ハリオ ドリップスケール
- 豆の使用量:20g
- お湯の温度:約94℃
- 抽出量:80cc
- 炭酸水の量:約110cc
スパークリングコーヒーを入れる
スパークリングコーヒーを作るにあたって問題なのは、炭酸水を使用するため必ずコーヒーを炭酸水で薄めるという行為が必要になる事です。これまでの検証ではそのような事はなるべくしないようにしてきましたが、炭酸水を熱湯にして使うわけにも行きませんし、水出ししても炭酸が抜けそうですし、今回ばかりは無理そうなので、代わりにいつもよりもコーヒーを濃いめに、20gのコーヒー豆で120ccのところを80ccまで減らして抽出し、そこに炭酸水を入れてスパークリングコーヒーを作る事にしました。
とりあえずはじめに、上記分量でコーヒーを抽出します。抽出したら、氷水につけておいた銅のタンブラーに注いで冷却。ある程度冷えたら冷凍庫に入れて10分程度冷えるのを待ちます。十分冷えたらコップに注ぎます。
これにあとは110ccの炭酸水を注いで完成です。ちなみに、炭酸水の量はコーヒーの分の量を差し引いたコップの容量に合わせています。
炭酸水はみんな大好きウィルキンソン。ウィルキンソンと聞くと、脳内であの声が再生されますよね?それです。
2つが1つになったスパークリングコーヒーがこちら。炭酸水をコーヒーに注いでいたら、普通に注いでいるのにどんどん泡が上部に溜まっていって面白かったです。見た目はほとんど黒ビール。
スパークリングコーヒーを飲む
頂きます。飲むと、ウィルキンソン単体で飲んだときよりも炭酸は控えめになっていて、ちょっとコーヒーの風味が鼻を抜けていって、後に苦味が残る。見た目・味の感じ・炭酸の要素が組み合わさってコーヒー味のビールって言われても違和感がありません。面白い。
炭酸が含まれているので、コーヒーの味がそこに邪魔されている感じがあります。特に、苦味以外の要素は感じにくいです。
感想・考察など
まず、やっておいて何ですがもっとゲテモノ感が出ると思っていたので割りと普通に飲めるものができて良かったです。ただ全体的にビールっぽくなってしまったのは、個人的にはそんなに嬉しくはありませんね。
味的には、今回は深入りのコーヒー豆を使用していたので良かったのですが、炭酸の刺激が邪魔でコーヒーの要素を感じにくくなっていて、苦味以外の要素を感じにくい点が良くありません。浅煎りの豆を使用した場合ですと、もっと炭酸水の比率を下げるか、コーヒーの濃度を上げるかする必要がありそうです。つまり、コーヒーを楽しむために飲む場合にはスパークリングコーヒーは向かないと言っていいでしょう。ただ、変わり種として、気分転換に試してみようといった程度であれば、やってみて損はないかもしれません。
ただ、今回はホットコーヒーを冷やすという手間があったので、できれば水出しのコーヒーなどに対して炭酸水を加えてスパークリングコーヒーを作るのが良いと思います。炭酸が美味しい季節のうちに、試してみてはいかがでしょうか。
さいごに
コーヒーに限らないとは思いますが、新しい楽しみ方を見つけるって大変だなあと最近思います。一見関係のないところにヒントが転がっていたりするので、今後の見聞を広めるためにもっと色々なことに取り組まないといけないのかもしれません。