冬に飲みたいコーヒーを考える-ピーチコーヒー-
- コーヒーの抽出
- 冬に飲みたいコーヒー
おそらく美味しいであろう混ぜ物系コーヒー、前回はオレンジを試しました。今回は同じく果物で桃を試したいと思います。
はじめに
オレンジコーヒーはなかなか飲めるものでしたが、効果のほどはイマイチ感じられませんでした。しかし、その程度では折れることもなく、次の弾を用意しました。今回も果物を使用してコーヒーを作ります。今回は桃です。
桃は温性に属する果物だそうで、体を温める効果があるそうです。まぁしかし、「体を温める 果物」といったワードで検索してざっと見たところ、前述した文句は出てくるのですが、なんで体を温める理屈の記述が見当たらなかったので、正直眉唾ものですが・・・。まあ、ものは試しです。いってみましょう。
条件
今回の検証は以下の条件下で行いました。
- 使用したコーヒー豆:ホンジュラス クリスタル
- 焙煎度:シティローストぐらい
- その他に使用した材料:白桃(缶、2片)
- コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):4
- ドリッパー:カリタ 101ロトブラウン(陶器)
- フィルター:カリタ 珈琲屋さんのコーヒーフィルター101(白)
- 秤:ハリオ ドリップスケール
- 豆の使用量:20g
- お湯の温度:94℃
- 抽出量:120cc
ピーチコーヒーを作る
桃の季節は夏ですが、今は冬真っ盛り。しかし、缶詰なら年中手に入り、しかも安価。ただし中国産。子供の頃はそういうところは気にならない、というか目がいきませんでしたが、大人になるとそうもいかなくなって、頭が回るようになったと喜ぶべきか、面倒臭い性格になったと思うべきか。
桃缶を開け汁を切ると、半分に割られた小振りの白桃がゴロゴロと鎮座しているのが見えました。1片じゃ少ないと思ったので、2片使うことに。
取り出した白桃をボウルに移し、前回同様マッシャーで潰します。が、思ったほど細かくは潰れず、かといって汁だけを取ろうと思ったら少なすぎる量。仕方ないので、ある程度のところまで潰したら、果肉もそのままカップに移します。
桃感丸出しの桃缶。ミキサーの類が欲しくなりました。
あとは普通にコーヒーを入れたら、カップにイン。ピーチコーヒーの完成です。
完成したピーチコーヒーがこちら。果肉感がすごい。スタバで桃のやつがあったと思いますが、中身はこんな感じなのでしょうか。
ピーチコーヒーを飲む
入れたら飲みます。まず気づいたのが、桃の香りがあまりしない。桃自体の香りが強くはないことが大きいのでしょうが。一口飲むと、沈殿した果肉がまだ口には入って来ないせいか、桃の感じは薄く、しかし桃缶ゆえのシロップの甘みは感じる。飲み進めて、桃の果肉を食べるようになってくると、桃の味がする。しますが、桃自体の味が薄いのか、思ったほど桃!というわけでもない。桃が弱いおかげか、コーヒーの味も分かり、気持ち、酸味が強く感じられるように気がしました。最後はひたすら沈殿した果肉を食べて終わりです。
感想など
不味くはなかったですが、褒めるところもなく。それと、余計な甘みがプラスされてしまうので、可能であればシロップ漬けじゃない桃でやったほうがいい気がしました。それとそれと、液状になるくらい細かくできる道具もあればなお良しです。思い切ってデザートコーヒーに振り切れば、美味しくいただけるかもしれません。というかオレンジ同様、桃100パーセントのジュースがあればそれでも良いかな・・・。
また、オレンジコーヒーでも書きましたが、どうしても桃にコーヒーを注ぐ時に温度が下がってしまうので、桃など火を入れても大丈夫そうな果物であれば、煮詰めるなどしたほうが良いかなぁとも今更になって思いました。これを試す機会は・・・果たしてくるかどうか。
そして要点、冬にぴったりかどうかについてですが、、ピーチコーヒーを飲んで1時間程度が経過した現在、ぽっかぽかです。毛穴が開く感じさえしています。しかし、極端すぎて、これが果たしてピーチコーヒーの効果なのか微妙なところです。今更ですが、この冬にぴったりのコーヒーを探る検証においては、コーヒーを飲んで後片付けをした後は常に、下はスウェット、上は安物半袖Tシャツ1枚、エアコンの温度は24度の暖房で直に風が当たらないポジションで、直射日光の当たらない窓際で椅子に座って記事を書く、という環境で通しています。しかし、共通させているのはその程度で、お昼ご飯も同じものを食べたわけでもありませんし、同じ時間に起きたわけでもないので、本当に桃のパワーによる体温の上昇なのかは不明です。
でもそれを言い始めると、これまでの全ての検証を否定することにもなってしまいますし・・・、どこまでを影響の範囲とみるか、なかなか区切りをつけるのは難しいですね。ただ言えることは、今、明らかな体温の上昇を感じています。信じたいですね、桃のパワーってやつを。
さいごに
どうしても常にまったく同じ状態でコーヒーを飲むわけではないので、効果を実感してもいまいち信用しきれないという、面倒な性格が祟った検証となりました。ぜひこの記事を見た方にも試していただいて、是非を問いたいものです。
まだあと1つ、ネタがありますが、結果を受け止められるかどうか、微妙なところです。半袖半ズボンで外歩かないと暑くてしょうがないくらい体温が上がってくれたら嬉しいのですが・・・。1個人にできるのは、可能性の示唆までということなんだろうなあ。