涼しくなる食べ物でアイスコーヒーをアレンジ。キウイコーヒー編

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  •  コーヒーの抽出
  •  涼しくなる食べ物でアイスコーヒー

冷たいアイスコーヒーを飲めば、当たり前ですが体温は下がります。では、もっと体温を下げて涼しい気分になりたい場合はどうすれば良いのでしょうか。そう、別の食べ物を混ぜれば良いのです。

はじめに

冬の時期に、冬に飲みたいコーヒーとして、ホットコーヒーに体温が上がると言われる食べ物を混ぜて飲む、というアレンジを何回か行いました。結果はマチマチでしたが、きっと効果があったと信じています(適当)。

で、そういった事もあったなあとふと最近思い出しまして、夏だし逆のパターン、つまりアイスコーヒーと身体を冷やす食べ物の組み合わせでアレンジをやれば良いじゃん!と思い立ち今に至ります。半分勢いですが、体を冷やす食べ物を調べていると、割と面白い検証になりそうな予感がします。それでは早速、準備から。

条件

今回の検証は以下の条件下で行いました。

  • 使用したコーヒー豆:ブラジル
  • 焙煎度:フルシティローストぐらい
  • コーヒー豆の粗さ(ナイスカットミルのメモリ):4
  • ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー01(ガラス)
  • コーヒーポット:ユキワ M-5
  • フィルター:ハリオ V60ペーパーフィルター01W(ホワイト)
  • 秤:ハリオ ドリップスケール
  • 豆の使用量:20g
  • お湯の温度:約88℃
  • 蒸らし時間:20秒
  • 抽出量:130ml

今回コーヒーと組み合わせる食べ物

体温を下げる食べ物を調べていて、コレならコーヒーと一緒に食べても美味しそう!と思ったのが、今回使用する”キウイ”です。キウイはそのまま食べても美味しいですし、酸味がメインのフルーツなので、苦味と酸味が味の主体となるコーヒーとも組み合わせバッチリのハズです。

キウイ

今回使用するキウイがこちら。キウイには通常の酸味の強いグリーンキウイと、甘みが強いゴールドキウイがありますが、キウイが好きな人にはこの時点でどちらか分かるはず。

切ったゴールデンキウイ

ぐるっと皮を向いて、出てきたのはゴールドキウイ。適当な厚さに切っておきます。

アイスコーヒーを淹れて、キウイを添える

キウイは一旦冷蔵庫に入れておいて、コーヒーを淹れます。今回は酸味の強いキウイと組み合わせるので、苦味主体のブラジルをチョイス。20gのコーヒー豆で130mlのコーヒーをハンドドリップで淹れたら、氷を敷き詰めたカップに注いで完成です。

アイスコーヒー

淹れたてアイスコーヒー。ここで、切ったキウイを添えるか、ミキサーにかけたキウイを混ぜ合わせるか悩みましたが、なんか輪切りのキウイのほうが夏っぽいかと思ったので(あとちょっとだけミキサーにかけるのが面倒だったので)、輪切りのものを浮かべて、口の中でマッチングさせることにしました。

キウイコーヒー

こちらが完成したアレンジアイスコーヒー、キウイコーヒー。もうちょっと良い感じの絵面になる予定だったのですが、なんか野暮ったくなりました。

キウイコーヒーを飲む

まずはコーヒーだけを一口。普通に苦く、冷たいアイスコーヒーです。普通に飲むだけでは、特にキウイ感はありません。次に、フォークでキウイをブスリと刺してひとかじり。甘くて酸っぱい、美味しいキウイの味がします。こちらもコーヒー感はありません。

そして、キウイをかじってから、コーヒーを飲んでみます。すると、うん、コーヒーとキウイの味です。それぞれバラバラに主張している感じで、それぞれ美味しいのですが、一体感はありません。あくまで別々の味わいを感じます。組み合わせとしてはちょっと失敗かもしれません。

今回の結果

今回の結果をまとめると、以下のようになります。

  • キウイとアイスコーヒーの組み合わせは、イマイチな可能性がある

考察・感想

やっぱり、キウイをしっかりミキサーにかけてコーヒーと混ぜ合わせるべきだったのかもしれません。そういう意味で、結果には「可能性がある」と書きました。

前述した通り、基本的にはコーヒーもキウイも美味しいのですが、一体感は感じられませんでした。これは単純に食べ合わせの問題かもしれませんが、温度も少し関係あるのかな、と考えています。というのも、単純に温度が高いほど、ものが溶け合いやすいのはイメージがつくかと思います。例えばホットミルクと通常のミルクでは、チョコレートを入れたときどちらが溶けやすいかというとホットミルクのほうで、ミルクの方ではほとんど溶けないでしょう。つまり、温度が低いと食べ物によって差はあれど、溶け合いにくくなり、結果的に別々に感じやすいのではないか、ということです。

食べ物同士を溶け合わせるためには、前述のように温度を上げるか、もっと細かくして混ぜ合わせるか、思いつくのはどちらかです。ただ、テーマ的にホットコーヒーを使うつもりはありませんので、この場合はやはりキウイを細かくして混ぜ合わせるべきだったのかもしれません。そうすれば、もう少し一体感を感じたはず・・・。ただ、同居はしていないけれど喧嘩をしているわけでもなく、特別不味くなったわけでもないのは唯一の救いです。

また、肝心のキウイの体温を下げる効果については、正直あんまりわかりませんでした。まあ、今はクーラーの効いた部屋にいるので当たりまえですが。ただ、直前までクーラーのない暑い部屋でコーヒーを淹れたり、写真を撮影したりしていたことを考えると、特に体温が上昇した感じもないので、もしかしたらキウイ効果が出ているのかもしれませんね。

さいごに

コーヒーは実から取り出された豆だけ焙煎されて使用されていますが(最近はカスカラティーとしてコーヒーの実を使用した製品もあるようですが)、元をたどれば果実ですし、フルーツと合わせてもいけるんじゃないかと思いましたが、流石に難しい部分もあるようです。

恐らく当面の課題は温度になってくると思うので、まずは冷たい温度でも上手く食べ物同士をマッチさせる方法を見つける必要がありそうです。

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