アルミホイルでコーヒー豆を包んで直火で焙煎する

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アルミホイルで包んで焙煎する

以前試したコンロの魚焼きグリルでの焙煎での焙煎では、アルミホイルでふんわり包んだ状態のコーヒー豆を魚焼きグリルで焙煎してみたところ、場所によって焙煎具合にムラがあってイマイチな結果になりました。ちょくちょくグリルから取り出して面倒見てやればある程度キレイにできるとは思いますが、コンロ内蔵型の魚焼きグリルだと火の位置が独特なのでどうしても上手くいくビジョンが見えてきません。

それならば、魚焼きグリルではなく普通のコンロでアルミホイルで包んだコーヒー生豆を焙煎してやるのはどうでしょう。にんにくのホイル焼きみたいにコーヒー豆をアルミホイルで包んで、直火で炙ってやるのです。うん、割と内容的は普通で面白みはないけど、試してみても良いかもしれません。さっそく挑戦です。

コーヒー豆の焙煎準備

アルミホイルでコーヒー豆を包んで焙煎するということで、必要なものはコーヒー生豆とアルミホイル、それに(さすがにアルミホイルの皿に乗せて直火0距離は上手くいかない気がしたので)、アルミホイルを掴んで直火にかけられる道具。最初はキャンプの炭バサミに使用しているトングでやろうかと思ったのですが、たまの焙煎に使用している手網でも問題ないかと思ったので、今回は手網をトング代わりに使用します。

アルミホイルを敷いた手網に入ったコーヒー豆

手網にアルミホイルを敷いて、コーヒー生豆60gを投入。

アルミホイル一枚ではちょっとフタができなかったので、もう一枚上から重ねてフタをします。せっかく手網でやるので、焙煎中にシャカシャカしてコーヒー豆が動くスペースが確保できるように、なるべくふんわりアルミホイルで包みます。

アルミホイルで包んだ手網に入ったコーヒー豆

アルミホイルin手網。振ると少しシャカシャカいいます。

アルミホイルで包んだコーヒー豆を焙煎する

手網の準備ができたらあとは火にかけるだけですが、アルミホイルを考慮して、火の強さは普段手網で焙煎するときよりも強めで焙煎します。

コンロで強火にかけられている手網

コンロの火は強火で。でも近づけすぎないように注意します。

火を調整したら焙煎スタートです。控えめにシャカシャカと前後左右に手網を振っていきます。2〜3分と、結構早い段階でコーヒー豆の甘い香りがしてきたなーと思ったら、コーヒー豆がちょっとだけアルミホイルから出てきてしまっているという誤算が。コーヒー豆の可動スペースを確保したのが仇となったようです。ただ量はちょっとだけだったので、無視して焙煎を続けます。

控えめに手網を振りつつ、5分時点で一度アルミホイルを剥いで中身を見てみます。

焙煎開始から5分経過したアルミホイルで包み焼きしたコーヒー豆

5分経過時点の様子。一部茶色い部分がありますが、ほとんどまだ緑色の状態です。

ここで、アルミホイルから出てきてしまっていたコーヒー豆は取り除いて、再度コーヒー豆をアルミホイルで包み直します。今度は漏れ出ないようにしっかりと。ただ、きっちりと包んだ代わりにコーヒー豆が動けるスペースが無くなったので、手網を振ることができなくなってしまいました。

アルミホイルで2重に包んだコーヒー豆

アルミホイルできっちりと包みなおしました。

まあ最初はトングでやるつもりでしたし、この程度のトラブルはまあまあ想定内。もう少し焙煎をしてみて様子を見ます。手網を上下や左右にひっくり返しながら更に5分焙煎をしていって、再度中身を確認します、

焙煎開始から10分経過したアルミホイルで包み焼きしたコーヒー豆

焙煎開始から10分経過時点。端っこが黒く、真ん中はまだまだ焙煎が浅い状態でした。

これは流石にこのまま続けても改善の余地がなさそうだったので、焙煎はここで終了します。コーヒー豆はもったいないので、焙煎が進んで黒くなっていた部分を取り除いて浅煎りの部分だけ残し、通常の手網焙煎で仕上げておくことにします。

考察・感想

残念無念、というよりは、やっぱり感のほうが強いです。結局の所、キレイにコーヒー豆を焙煎するためには、コーヒー豆が十分動ける環境と均一に熱がかかることが必要そうです。ただ、オーブンでのコーヒー豆焙煎ではまあまあキレイに焙煎出来た感じもするので、どちらか片方を満たしていればある程度はキレイに焙煎できるのかなとは思います。しかし、両方満たさないと本当に良い焙煎はできそうにありません。

アルミホイルでコーヒー豆を包んだ場合、コーヒー豆が隙間から飛び出してくる可能性を考慮して、キツめに包んでやる必要があります。ただ、そうすると動くスペースは作れないという二律背反状態です。じゃあ、コーヒー豆の包む量を減らしてアルミホイルで丸く包んで、360℃あらゆる方向から火に当てれば良いとも思うのですが、それだと一度に焙煎できる量なんてハナクソくらいの量になってしまいます。

いや、アルミホイルじゃなくて、アルミで出来たボール等球状のものにコーヒー豆を入れて、ぐるぐる回転させるなんてのはどうでしょう。アルミの熱伝導+グルグル回転効果でこれはもうキレイな焙煎待ったなし・・・。そこまできたら普通の小型焙煎機とほぼ変わらないですけどね。なんだか久しぶりに自作焙煎機に再挑戦しても良い気になってきました。

というか、我ながら様々な自家焙煎を試すたびに、毎回同じことを考察に書いてるなあとは思っていますし、今回など試さずとも結果が見えていた部分はあったのですが、溜まったネタ帳に消化のチェックを付けていきたいし、稀に予想を裏切る結果が出てきたりするので、どんなにくだらないことでもなかなかやめられないですね。といってもそろそろ焙煎ネタが出きった感はあるのですが。

あとは、暖かくなってきたので、そろそろキャンプにでも行こうかなと思っているのですが、ベタに炭火でコーヒー豆焙煎なんて良いかもしれません。やったことないですし。来週天気が良ければやってみようかなと思います。

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